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paiza開発日誌

paiza(https://paiza.jp)の開発者が開発の事、プログラミングネタ、ITエンジニアの転職などについて書いています。

採用担当者に聞いてわかった!40代の転職で失敗する前に、30代から意識したい4のポイント

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Photo by Security & Defence Agenda
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは、谷口です。

最近、ある程度年齢を重ねてから、具体的には40代で「転職を考えている」という人が増加しています。

ただ、40代になるまで転職について全く考えてこなかった人が、右も左もわからない状態でいきなり転職活動を始めても、正直言ってすぐにうまくいくという例はあまり多くありません。

なぜなら、転職市場では年齢を重ねれば重ねるほど、単純に求められる条件が高くなるからです。

逆に言えば、早くから自分の希望するキャリアや転職についてを意識しておけば、30代・40代以降も希望通りのキャリアを進みやすくなり、40代になってから後悔する可能性を減らすことができます。

そこで今回は、多くのエンジニアを面接された経験のある人事担当者の方々とお話ししてきた内容から、40代になってから困らないために、30代のうちから意識しておくべき4つのポイントについてお話しします。

【INDEX】

■ポイント1:40代で自分の方向性を決めようとしても遅い、30代のうちから今後のキャリアを考えておく

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Photo by Thomas8047
一般に40代の転職では、経営に関わる幹部やマネジメント職としてのポジションを求められることがほとんどです。

前職でもそれに伴う経験、経営に関わるような職務や開発チームでのリーダー経験などが必要とされるため、40代で転職するためには、30代のうちからリーダー経験を積んでおいたりすることが重要となってきます。

40代以降の応募者は、必然的に幹部候補として選考します。

20代、30代のような現場でバリバリ開発をする技術者としての採用は……できないわけではありませんが、同じ枠に20代、30代のエンジニアが応募してきたら、普通はそっちを採用しますので、飛び抜けたスキルや知識などのアピールポイントがない限りは難しいでしょうね。
(Web系サービス開発企業の人事担当者の方)

40代の方には現場の開発者としてではなくマネジメントをお願いしたいと思っていますし、前職が同業の方であれば少なからずマネジメント経験があると思いますので、そこを重点的にお聞きしています。

自社の話になりますが、「プログラミングがしたい、マネジメントはしたくない」という人は早めに転職して行ってしまいますね。

(受託開発企業の人事担当者の方)

以前はIT企業というとSIerが中心だったため、PMの業務をする際に必要なスキルが「技術力」と言われ、「設計やマネジメントができる人がほしい」という企業が多くありました。

しかし最近では、「技術力」という言葉はWeb系や自社サービスの開発において必要なスキルを指し、「まともなコードが書けて、機能の開発ができる人」がほしいという企業が多くなっています。

数年間プログラマーをした後、マネジメントに回るキャリアを積んでいくか、エンジニアとしてバリバリ開発をし続けたいか、というキャリアの方向性は、30代のうちに考えておいた方がよいでしょう。

40代になって企業で求められるスキルを意識せずに「技術者不足って言われてるからすぐ転職できるでしょ」という気でいると、自分のスキルと求められるスキルのギャップを埋められず、なかなか転職先が決まらない…ということになってしまいます。

■ポイント2:30代で一つの領域だけに落ち着かず、自分の強みを増やしておく

転職市場において、若さを武器にできない年齢になってきたら、かわりにこれまで積み重ねてきた知識や経験を武器にしていかなければなりません。

ただ、自分の得意な領域ばかりで仕事をしていると、新しいスキルや経験を得ることがあまりなくなってきてしまいます。

同じ仕事を長く続けてこられた応募者は、いい意味でも悪い意味でも慣れが出て、全力を出さなくても仕事を回せるようになり、違う領域の知識に目が向かなくなっている方が多いと思います。

ただ、そういった人は転職先で新しい領域の知識を得ることも難しいんじゃないかと思ってしまいます。

(ゲーム開発企業の人事担当者の方)

例えば、現職で既にマネジメントに関わっているけどバリバリ開発する技術者として転職したい場合は、「普段こんな勉強をしている」「こんなシステムを作った、こんなスキルを身につけた」というふうに、特に現職と異なる開発分野への転職を目指す場合、現職の領域だけでなく、他の領域にチャレンジした経験は武器になります。

新たな領域にチャレンジできる精神があるというのは、その経験で直接身につけたスキルだけでなく、自分から学習・習得をして自走していけること、新しいことにも挑戦できることのアピールにもなりますよ。若い新人とは違って、逐一教えられなくてもある程度すぐに業務に入っていけそうだなと思いますからね。

逆に、いい年なのに「一から十まで教わりたい」という新人のような考えの人に来られると困ります。

(自社サービス開発企業の人事担当者の方)

ただ、転職を意識し出してから初めて、自分の領域を広げていこうと思ってもなかなか難しいものです。アピールになる知識や経験というのは、一朝一夕で積めるレベルのものではありません。遅くとも、30代のうちには自分の領域が広がるような挑戦をしておく必要があるでしょう。

■ポイント3:40代で「年の割に考えが浅い」と思われてしまわないために、企業が気にする問題を明確にしておく

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Photo by Sean MacEntee
応募者の年齢が上であればあるほど、面接を受けた企業から「年齢の割に今後のキャリアに対する考えが浅い」というフィードバックを受けて落ちてしまう人が多いです。

40代の方には、「なぜ今のタイミングでの転職なのか」「なぜもっと早く転職を考えなかったのか」「今後、どういうキャリアを望んでの転職なのか」といった「このタイミングで転職に思い至った経緯」を、若い世代の方よりも深くお聞きするようにしています。

もちろんその人なりの明確な考えやキャリアプランを説明していただければよいのですが、40代にもなって、今後のことを特に考えてないような新人気分の人に来られても困るからです。

(Web系サービス開発企業の人事担当者の方)

ただ、今まで転職を一度も考えてこなかった人が、40代になってから初めての転職を思い立ち、転職理由をひねり出してみても、なかなかきちんとしたキャリアプランに基づいた考えが見えてこない受け答えになってしまいがちです。下手をすると「現職が嫌になっただけでは?」という一種の「逃げ」だと思われてしまいます。

40代になってから苦労しないためには、すぐに転職する・しないに関わらず、30代のうちから仕事で実現したいことや、目的意識を持って仕事に臨むことが必要です。

30代のうちから自分のキャリアプランや明確な目的意識を持って仕事をしておくと、転職に踏み切った際も「現職でこういうキャリアを積み、運営や経営に携わる経験も積んでから、その経験を活かせる転職をしようと考えていた」「現職でこういう課題を感じ、改善しようと長年周りにも働きかけてきたが、会社の仕組みとしてどうしても叶わない部分があったので、課題感を解消できそうな企業への転職に踏み切った」というように、転職における目的やキャリアの方向性を答えることができます。

■ポイント4:年齢を重ねても、感度を高めて挑戦心を忘れないようにしておく

これまで一つの仕事しかしたことがない人や、初めての転職を考えている人というのは、最初はなかなか客観的な視点が持てず、自分の価値を勘違いしてしまうことが多くあります。

特に年齢を重ねてから初めて転職しようとする人は、自社内での社内評価が自分の価値だと信じている人が多く感じます。

ただ、その人のスキルと企業が求めている開発スキルには乖離があることがほとんどで、応募先から見た客観的な評価はそんなに高くない…ということにもなりがちです。

(自社サービス開発企業の人事担当者の方)

エンジニア職においては「プログラミングができて、サービス改善や機能の提案なども積極的にやってくれる人」を募集しているので、こちらが開発技術的なアピールを聞きたい場面なのに、それとは異なるマネジメント経験をアピールされたりすると困ってしまいますね。

(Web系サービス開発企業の人事担当者の方)

年齢を重ねて現職で役職などがついていると、「自分はどこへ行ってもそれなりにできる」と思ってしまうかもしれませんが、本当に他の企業にとっても価値がある人材なのか、あくまで社内でしか通用しないスキルなのかということは別の問題です。

一般に中途採用でITエンジニアを募集している企業が求めている開発スキルのレベル感を知らず、転職活動を始めてみたら社外では全く通用しなかった……という例も度々目にします。

自分の市場価値を適正に把握するためには、やはり自社だけでなく、外の世界に目を向けること、自分のレベルを正確に把握する必要があります。

自分のスキルを棚卸しした上で、客観的に見て自分がエンジニアとしてどれくらいのスキルがあるのか、また自分の得意な言語や技術に関する求人がどれぐらいあるのかなどといったことは、転職活動を始める前に知っておくべき大切なことです。

求人サイト等で自分で調べるほかに、勉強会に参加したり、他のエンジニアと交流する場を持つことでも、自社以外の世界に対する感度を高めることができるでしょう。

またpaizaでは、ITエンジニアとしてのスキルレベル測定(14言語に対応)を提供しています。コーディングテストの結果によりS・A・B・C・D・Eの6段階でランクが分かります。自分のプログラミングスキルを客観的に知りたいという方は是非チャレンジしてみてください。

■まとめ

ITエンジニアにとって大切なことは、「どこの会社で働くか」ではなくて「何を作るか」だと思います。そして、転職活動とは、より充実した職業人生を送れるようにするための手段の一つにすぎません。

キャリアの正解は人によって異なります

必ずしも転職することが正しいわけではなく、社内での転属を希望したり、やりたい仕事を作るために自分で周りに働きかけるという方法もあります。今の会社も業務も大好きだから絶対転職したくない、このままの仕事を続けたいという人もいますし、それは本当に幸せなことだと思います。

ただ長年同じ業務を続けていたりすると、どうしても社内評価でしか自分のスキルをはかれなかったり、業界の動向に疎くなってしまったりします。また、どんなに現職に満足していたとしても、最近は急に会社の経営が傾いたり、業務形態が変更になってしまうことも起こり得る世の中です。

よほど特定の技術に特化したスーパーエンジニアでもない限り、40代以降ともなると、状況が変わり出してから初めて動き出したところで、企業が求める高いハードルをいきなり飛び越えることは難しいでしょう。

paizaユーザーの方々からお話を聞いていても、40代でこれまで自分の希望に近いキャリアを進んで来ることができたという方は、転職の有無にかかわらず、早いうちから、やはり遅くとも30代のうちから自分の方向性を考えた行動をとり、自分を客観視できている方が多いと感じます。

30代から自分が取り組んでいる仕事に対して、「これは客観的に見てどんな仕事なのか?」「仕事を通してどんな経験をしたのか?」「自分のどんなスキルを発揮し、どこを伸ばすことができるか?」という目線を持って取り組んでいくことは、40代で転職をする・しないに関わらず、自分のエンジニアとしての価値を正しく把握し、伸ばしていくためにはとても重要なことです。

また外の世界を知るために、技術関連の勉強会に顔を出してみたり、一度企業に応募して話を聞きに行ってみたりするということも有効だと思います。(paizaでは、私服で行けて企業側からも事業内容や開発業務についての話が聞けるカジュアル面談を実施しています)

paizaの「カジュアル面談」とは
paiza.jp




paizaではITエンジニアとしてのスキルレベル測定や、プログラミング問題による動画学習コンテンツ(paiza Learning)を提供しています。テストの結果によりS,A,B,C,D,Eの6段階でランクが分かります。自分のプログラミングスキルを客観的に知りたいという方は是非チャレンジしてみてください。

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