paiza開発日誌

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誰も教えてくれない、転職後の3ヶ月間は気をつけたいこと4つ

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Photo by Eylon Israely
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

転職活動中の方や転職に興味のある皆さん、転職は内定がゴールだと思っていませんか?

内定はスタートに過ぎず、本当に大切なのは転職した後どうするかですよね。

実は転職直後、試用期間の3ヶ月間というのは気をつけないとマズいことがいくつかあるのです。

ただ、入社後に関する注意点って意外と誰も教えてくれないので、せっかく転職できたのに、入社早々から「転職先で居場所がない……」とつらい思いをする人もいます。

今回は、転職直後はどんなことに気をつけないとマズいのか、実際に転職者を採用している企業の方や、転職経験のあるエンジニアの方々に聞いたことをもとにお話しします。

■転職者が意外と気づいていないこと

転職者の多くが意外と気づいていないのが、

「中途である以上新卒ではないので、早めに成果を出して信頼を得なければならない」

ということです。

新卒採用の場合、研修から始まって仕事のやり方を手厚く教えてくれる企業も多いですよね。

一方で中途採用は、たとえ未経験でも20代でも勉強中でも初転職でも、即戦力として早めに結果を出すことが求められています。

これが新卒の時と同じような気分で「まだ転職したばっかりだし~」などとのんびりしてると、いつまでたっても成果が出ないため「あいつ何しにうちに入社したんだっけ?」と思われてしまい、なかなか信頼してもらえません

そもそも同じくらいの教育コストがかかるなら、企業だって中途の転職者よりも若い新卒を採用するでしょう。

途中で入ってきて、「この人どんな人なんだろう?」と思われている中途採用者が周囲との信頼関係を築くには、やることをやって成果を出すのが必要不可欠なのです。

試用期間中は契約社員やアルバイトとしての雇用だった場合、あまりにもパフォーマンスに問題がある人は、最悪試用期間で解雇となる可能性もあります。

ただ、だからと言って自分の実力アピールばかりを考えてもうまくいかないでしょう。既に動いている開発チームに途中から入って行って、自分のこだわりや正義ばかりを主張すると、いらぬ衝突を招いてしまい、メンバーとの信頼関係を築くことが難しくなってしまいます。

では、転職直後のエンジニアは、どんなことに気をつける必要があるのでしょうか?

■これができないと評価を落とす、転職直後に気にすべきこと

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Photo by Menlo Innovations

◆コードや使用ツールに関しては指摘よりも知見を共有する精神を持つ

まず、エンジニア同士でコードや開発環境のディスり合いになると確実に戦争が始まってしまいます。後から入っていく転職者は、無用な戦争を招く言い方をしてしまわないよう気をつけましょう。

既存のコードで汚い部分があった場合は、コードのきれいさよりも動くものを早めに作ってリリースするのが優先だったとか、ほかに優先度の高いタスクがあったとか、開発環境が最新のものでない場合は、今まで導入コストをかける余裕がなかったとか……。どんな開発チームにも、それまでの歴史や経緯や事情があるものです。

大体、中の人たちも「ベストなソースコードや環境を整えられていない(が、今のところそこに手を回すリソースが足りてない)」ということは重々わかっている場合がほとんどです。

何も知らずに途中から入っていく人は、自分の中の正しさばかりを優先して既存のものを否定する前に、その歴史や事情に考えを巡らせる必要があります。後から入ってきて一方的な指摘や否定をしても、居場所を作るどころか村八分になってしまうかもしれません。

とはいえ、明らかに悪いものや改善できるものに対しても、見て見ぬふりをすべきというわけではありません。

例えば、自分の方が知識を持っている分野のことがあれば勉強会を開かせてもらうとか、変えた方がいいと思う仕組みやツールがあればこれまでの経験や経緯を示した上で建設的な提案をしてみるとか、正論や否定を押し通そうとするのではなく、知見を共有する意識を持つとよいでしょう。

◆ルールや仕組みはしばらく素直に従ってみる

上記とは異なり、コードが全体的にきれいでコーディング規約がしっかり決められていたり、コミュニケーションやミーティングに関するルールが確立している開発チームに入った場合……例えば「ミーティング多すぎじゃね?前の会社はこんなに多くなかったのに……」といった違和感があっても、しばらくはそのルールに素直に従っていきましょう。

当然ですが、全く同じ仕事をしている企業はありません。

自分の中で一見して違和感のある仕組みや「前の会社ではこうだったのに……」と思うことがあったとしても、転職先の業務では、いろいろなパターンを試してたどり着いたベストがそれなのかもしれません。

仕事に慣れて全体が見渡せるようになってきたときに、ようやく「一見、手間に思えたこの仕組みにはこういう経緯があったんだな」と気づけることも多いです。

試用期間が終わって一人立ちできるようになったころ、改めて問題だと感じる仕組みやルールがあれば、そこで改善策を提案してみるのがよいでしょう。

◆受け身ではなく積極的に

前述もしましたが、新卒と同じ気分でのんびりしていると、中途に求められるレベルの成果はいつまでたっても出せません

特に、仕事は自分でつくるものといった考えが根付いている企業(自社開発や外資系の企業に多いかもしれません)の場合、入社後間もなくから放置プレイになってしまうパターンもよくあります。

何度も言いますが新卒ではありませんから、指示を待っているだけで情報も仕事も自分から積極的に取りに行かないようだと、評価は下がる一方です。

受け身でいると、期待して採用してくれた人からも「物足りない人だな」と評価が下がってしまい、それが続くと孤立したり大事な仕事が回ってこなかったり……といったネガティブなループに陥ってしまうこともあり得ます。

逆に、積極的に質問されたりすると採用した側も嬉しくなりますし、いい仕事が回ってくる好循環を自分で作ることができます。

別に業務外のコミュニケーションは苦手でもいいのです。たとえば既存のソースコードを読みながら、ちょっと込み入った部分の設計思想などを同僚のエンジニアに質問するとか、バックエンドのシステム改修を任されたら、社内で使っている人たちにどこが使いづらいと思っているかヒアリングしてみるとか……与えられるのを待つだけではなく、自分から聞いてみましょう。

受け入れる側の人たちも通常業務で忙しいわけで、途中から来た人が「何がわからないのか」「どこまで説明する必要があるのか」がわからなくて、結果として放置になってしまった……といったパターンもよくあります。決して悪気はないはずですから、「放置され気味かも……」と思っても自分から積極的に質問するようにしましょう。逆に入社直後の序盤のタイミングを逃すと、どんどん聞きづらくなってしまいます。

◆「前職ではこうだったのに」発言と前職の悪口に気をつける

「他社では、うちとは違ったこんなやり方を取り入れている」というのは、客観的に見れば貴重な情報です。

ただ、転職先の人たちは前の会社のことなんて知らないわけですから、「前職ではこうだったのに!」「前職ではこんなやり方はしなかった!」といった転職先を否定した言い方ばかりしていると、心象を悪くされても仕方ありません。

前職を持ち上げたり転職先を否定したりする要素は排除し、「過去にこんなやり方を取り入れたら、この課題がこれぐらい改善されたことがありまして……」といった感じで取り入れられそうなエッセンスに絞って発言した方がよいでしょう。

また「前の会社はこんなところがダメだったから辞めてやりましたよ!」と、前職の悪口を言うのも印象はよくありません。

完全に100%自分の理想通りの企業なんて世の中にはありません。「ちょっと嫌な仕事があったらうちの会社もこんなふうに思われるんだろうな」「何かあったら他人のせいにする人なんだな」と思われてしまいますから、やめておきましょう。

■まとめ

内定を獲得できた方は、今までの採用選考を通過してきたわけで、最初はよい印象を持たれているはずですし、そこは自信を持ってよいポイントです。

しかし、入社後すぐの期間をおろそかにしてしまうと、高かった評価は一気に下がってしまいますし、一度下がったものを上げるのはかなり大変です。スタートダッシュを意識して頑張った方が、結果としてその後の安泰にもつながるでしょう。

また、選考を受けるなかで業務内容や特徴をよく調べておけると、入社後に「思ってたのと違う」「こんなはずじゃなかった」といった転職後のミスマッチを起こりにくくすることができます。

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実際に転職したエンジニアが転職前にやっておいてよかった・やっておけばよかったと感じていることは、こちらの記事にも書いておりますので、興味のある方はぜひごらんください。
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