Photo by Christiaan Colen
こんにちは。谷口です。
LinuxやUNIXなどのOSを使う際に欠かせないのが、シェルコマンドです。授業や仕事でLinuxなどを使う必要が出てきて、「プログラミングなら少しはできるけど、シェルって何…?」という方もいらっしゃるかと思います。
ざっくり言うと、OSを使いたい時に、OSと我々ユーザーの仲介役をしてくれるのがシェルです。
例えば、コマンドやスクリプトを入力すると、その入力された処理内容をカーネル(OSの核となる、処理を実行してくれる部分です)に依頼してくれたり、処理中に何らかのエラーが発生した時に、我々でも理解できるようなエラーメッセージを出力してくれたり…というように、OSとユーザーの間を取り持ってくれるのがシェルの役割です。
シェルにはいろいろな種類がありますが、最近のLinuxやMacなどでは、bashがシェルの標準環境とされており、多く利用されています。
シェルを使うと
- キーボードとテキスト画面だけでOSを操作できる
- コマンド履歴が作業手順になり、自動化もできる
- シェルコマンドで使える便利なアプリがたくさんある
といったメリットがあり、OSを操作する上では欠かせない技術です。
今回は、なるべくコストをかけずに触れられて、学習に役立てられるコンテンツを5件ご紹介していきます。
■プログラミング初心者でもシェルを学べるサイト5選
◆paizaラーニング
paizaラーニングは一回3分程度の動画を見ながらブラウザ上で演習問題を解き、すぐに実行して結果を見ることができます。未経験者でもブラウザさえあれば、環境構築不要で手を動かしながらプログラミングの基礎を習得できます。
paizaラーニングに、このたび「シェルコマンド入門編」が追加されましたのでぜひごらんください!
◆ドットインストール
動画を通してシェルスクリプトの書き方、環境構築方法などが学べます。
◆シェルスクリプト入門 書き方のまとめ
bashを使った基本的なシェルスクリプトの書き方が、1ページで学べるサイトです。
◆UNIX & Linux コマンド・シェルスクリプト リファレンス
bashのコマンド・スクリプトのリファレンスサイトです。勉強していると「こういうことがしたいんだけど、どう書けばいいんだろう?」という時がよくあると思いますが、そんな時はこちらのようなリファレンスサイトが参考になります。
◆[改訂新版]シェルスクリプト基本リファレンス
[改訂第3版]シェルスクリプト基本リファレンス ──#!/bin/shで、ここまでできる (WEB+DB PRESS plus)
- 作者:山森 丈範
- 発売日: 2017/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
リファレンスとしてコマンドやスクリプトごとの説明があるのはもちろん、基礎的な内容も丁寧に解説されているので、初心者~既に開発経験のある中級者まで幅広く役に立つ一冊です。
■まとめ
シェルについて、「黒い画面がとっつきにくいし、なんか難しそう」と思っている方もいるかもしれませんが、むしろ基本的な操作さえ理解できれば、効率よく操作できるのがシェルのよいところです。
さきほどご紹介したとおり、paizaラーニングでも、このたび新しく「シェルコマンド入門編」が追加されましたのでぜひごらんください!
■プログラミングが動画で学べるレッスン「paizaラーニング」
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
そして、paizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。