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こんにちは、谷口です。
9月に入りましたが、2018年卒業予定の皆さんの就活の進み具合はいかがでしょうか?
「内定をもらったからもう就活は終わった」という人も「まだ就活を続けるつもり」という人もいるかと思いますが、2017年卒予定者の新卒採用現場では、二次募集や秋採用が実施される時期になりました。
またリクルートキャリアの調査では、8月1日時点での内定率は84.2%という結果が出ています。
例年、多くの企業が10月に内定式を実施するため、9月頃が新卒採用の大詰めにはなってきますが、もちろん「まだ就活を続けたい」という人も一定数いらっしゃいます。
paiza新卒でも、日々内定を獲得されて就活を終える人が増えていく一方で、内定ゼロの人からのご相談が「まだ内定がとれない、もうどうしたらいいかわからない…」「周りがみんな就活を終えていてつらい…」といった感じで、かなり切羽詰まってきていると感じます。
今回はまだ内定がない人向けの面接対策と、引き続き18卒の採用活動を実施している企業についてお話していきます。
■18卒予定者、8月時点での内定率について
リクルートキャリアの調査によると、2018年卒業予定者のアンケートでは、内定者の割合が8月1日時点で84.2%となっており、前年8月の79.3%を上回る結果となりました。この月ごとの内定率は、前年同時期と比べると毎年上昇傾向にあります。
また、8月1日時点での内定取得者のうち、2社以上の内定取得率は64.2%で、こちらも前年8月の60.9%を上回っています。……と言うとまだ内定がない人は焦ってしまうかもしれませんが、一方で就職活動実施状況の調査では、8月1日時点で27.3%の学生が就活を実施・継続していると答えています。
これが多いと感じるか少ないと感じるかは人によるかと思いますが、まだ4人に1人は就活を続けていることになります。
もちろん採用活動を継続している企業がなければ就活を続けることもできないわけですが、最近は秋採用や二次募集を実施している企業、また新卒採用でも時期を問わず通年採用を実施している企業が確実に増えてきています。
では、まだない内定の人が内定獲得を目指して就活を続ける場合、どんな対策が必要なのでしょうか?
■まだ間に合う、内定獲得を目指す面接対策
「今まで何社も受けたけどダメだった…」といった人は、改めて面接対策について考えてみましょう。
面接が嫌いで苦手な人の中には、過去の面接内容の振り返りや、話す内容の見直しをほとんどしていないせいで、ずっと結果が出ていない……という人が非常に多いです。
私も面接がめちゃくちゃ苦手なので気持ちはわかります。しかし、今までずっとどこかに課題があったせいで、どの企業を受けても結果がふるわなかったわけですから、改善策をとらない限りはいつまでたっても同じことの繰り返しになってしまいます。
◆改めて、面接で求められることとは
面接では、面接官からの質問を受けて「何を聞かれているか」を理解し、その質問に沿った回答をする、この繰り返しが求められています。
「そんなのわかってる」と思うかもしれませんが、聞かれたことについてきちんと答えていなかったり、面接官が反応に困る回答や質問をしたりしている人も結構います。
面接で聞かれる質問には必ず意図があります。
面接官の質問に大しては、言葉通りに答えるだけでなく、相手が何を知りたいと思っているのか、どんな意図があるのか、そして何を言えばそれを伝えられるかを考えるようにしましょう。
「あなたはなぜプログラミングが好きなのですか?」『なんとなくです』
「あなたはなぜ卒業研究にこのテーマを選んだのですか?」『興味があったからです』
とだけ答えられても、応募者が何を考えているのか、どんな人なのかを知ることはできませんよね。
これまで受けてきた企業の面接で「うまく答えられなかった…」と思う質問があれば、振り返って「面接官はどんな意図があったのか?」「改めて今ならどう答えるか?」などと振り返っておくと、次の本番に活かすことができるでしょう。
◆自分の面接を振り返ってみる
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◇最初に結論、次に理由という順で話ができているか
よく言われる面接での話し方の基本ですが、これができているでしょうか? 実は、頭の中ではわかっていても、いざ本番になると、意外とこの話し方ができず、途中で話がずれたり、だらだら話してしまったりする人が多いのです。
①結論→②理由→③具体例→④再度結論の順番で話すPREP法も、面接では有効です。
◇具体的な話ができているか
実体験や数値など、具体的な事実に基づいたアピールができなければ、説得力は出ません。
どんなに「私はプログラミングが好きで得意です!エンジニアになったら誰よりもがんばります!」と言われても、それを裏付ける情報がなければ相手を納得させることはできません。
「私はプログラミングが得意です!技術があります!」とだけ言い続けている人よりも、「自分でプログラミングをしてこんな作品を作りましたので見てください」「競技プログラミングや学校でこんな成績を修めました」と言える人の方が、確実に実力があるとわかりますよね。自分の作品をまとめたポートフォリオなども非常に有効です。
話の具体性やわかりやすさに関する振り返りは、これまでの面接で話してきた内容を改めて口に出してみたり、書きだしてみたりして確認してみましょう。できれば学校の就職課やお友達・先輩・ご家族などに聞いてもらい、客観的なフィードバックをもらうとよいでしょう。
◇自分に合った面接対策がとれているか
いろいろな本やサイトで面接対策を見ていると、
- 面接で話すことはしっかり考えていった方がいい
- 話すことを決めていくよりも、その場で考えて答えた方がいい
という相反するアドバイスがあって、「結局どっち?」と思ったことがある人もいるかと思います。
これははっきり言って「人による」ので、どちらが自分に合っているかを見極めた方がいいでしょう。
面接ではとにかく緊張してうまく話せない、頭が真っ白になってしまう……という人は、よく聞かれる質問だけでも書き出して何度も口に出して、とにかく話すことに慣れておいた方がよいです。
逆にどちらかと言えば人と話すことが得意な人や、逆に事前に考えておいた話をしたときに「嘘っぽい」「本音がわからない」と言われた経験がある人は、よく聞かれる質問の概要だけ考えておいて、あとはその場で聞かれたことに素直に答えるようにした方がうまくいったりするので、これは自分のタイプに合わせて対策しましょう。
◇印象を悪くする態度をとっていないか
- あいさつをする
- 足を組まない
- 背筋を伸ばす
- 適度に大きな声ではっきり話す
- 顔を上げて人の目(顔)を見て話す
- ペン回しや貧乏ゆすりなどをしない
全て簡単なことに思えますが、気付かないうちにやってしまっている人が結構います。
応募者の面接後に企業から受けるフィードバックでも、(もちろんそれだけが落選理由ではない場合がほとんどですが)「あいさつが全然ないのが気になりました」「声が小さすぎて話がよく聞こえなかった」「面接中もずっと下を向いていた」「なぜかゆらゆら揺れていて挙動不審だった」といったことを言われるケースは少なくありません。
上記のような簡単なポイントに気をつけるだけでも、かなり印象がよくなります。逆に、こういった態度を取り続けていると、どうしても印象は悪くなってしまいます。「そんなの技術とは関係ないだろ!」と思われるかもしれませんが、これは新卒エンジニアとしてより前に、大人としての印象の話です。
■paiza新卒でまだまだ18卒採用を実施している企業
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■まとめ
8月1日で84.2%の就活生が内定を獲得していると聞くと焦ってしまうかもしれませんが、paiza新卒では例年、夏以降も採用活動を続けている企業の求人が多く掲載されていますし、秋・冬以降に内定を獲得して就活を終えられる人も多数いらっしゃいます。
「まだちゃんと就活していなかった」「気付いたら9月だった」といった人も、今から本腰を入れて活動すれば必ず巻き返すことはできます。「まだあまり企業に応募していなかった」という人は、まずは応募数を少し増やしてみるところから始めてみるとよいかと思います。
最近、paiza新卒を使って内定を獲得できたという就活生の方にお話を聞かせていただく機会が多くあります。
「自分はそんなにプログラミングができるわけじゃないし…」「プログラミングに興味はあるけど初心者が今から始めても遅いのでは…」と思っている人もいるかもしれませんが、paiza新卒では、paizaラーニングのプログラミング動画学習でプログラミングの勉強をして、エンジニアとして内定をもらったという文系出身の人や、Dランクで応募をして内定を獲得された人もいらっしゃいます。
paiza新卒では、初心者から始めてエンジニアとして内定・就職をされた人も多くいらっしゃいますから、「プログラミングスキルに自信がない」という人も、ぜひ一度プログラミング動画学習や、自分のプログラミングスキルを客観的に判定してもらえるスキルチェック問題にチャレンジしてみてください。
paiza新卒は、プログラミング問題をといてランクが獲得できていれば、事前の書類選考なしで確実に企業の面接を受けることができます。また、paiza新卒が応募者と企業の間に立って面接の日程調整などを行うため、わずらわしいやりとりに時間をとられず、スムーズに就活を進めていけます。
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