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既卒・第二新卒・職歴なしからエンジニアになるためにすべきこと4つ

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f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

paizaを運営しているとITエンジニアを目指して就活・転職活動中の方々から相談を受けることが多いのですが、中には既卒や第二新卒、実務未経験、職歴なし、ブランクがある方なども少なくありません。

就活・転職活動中をしていると、ハンデを感じることもあるかもしれませんが、上記のような経歴でも、paizaでエンジニアとしての就職・転職先が決まった人はたくさんいます。

たとえば、厚労省が「卒業後3年以内の既卒者は新卒として扱うこと」を奨励する通達を出したことで、今や多くの企業が既卒者の受け入れを実施しています。

「○○だから就職・転職できない、エンジニアになれない…」なんてことはありません。ただし、「企業がこのような応募者をどう見ているか」を知った上での面接対策は必要です。

今回は、既卒や第二新卒、実務未経験、職歴なし、ブランクがある方などに向けて、面接でどこを見られているのか、よく聞かれる質問やその対策について解説します。

既卒・第二新卒・職歴なし・未経験…などハンデがある人のためのエンジニア選考対策

うまくいかない人は一回自分を受け入れるところから

まず、たとえば「既卒になってしまった現実を受け入れ切れない」まま、「なぜ自分がこんな目にあっているのだ?」「自分はもっと評価されるべき人間である」とばかり考えている人は、面接対策がなかなかうまくいきません。(それを上回るすごいスキルがある人であれば別ですが…)

既卒になってしまった、前職をすぐに辞めてしまった、ブランクが発生してしまったというのは事実ですし、採用選考でそれについて聞かれるのは仕方ないことです。エンジニアとしての就職・転職を目指すのであれば、今の現実を受け入れて、そこから挽回していくしかありません。

たとえば、「既卒になってしまったので、就活で大変なこともあるかもしれないが、過去は変えられないから仕方がない。自分なりにできることからやっていこう」といった感じで、自分を受け入れて、できることをやっていきましょう。

「そうなった理由」は必ず用意しておく

たとえば、

  • なぜ既卒になったのか
  • なぜそんなに早く転職することにしたのか
  • なぜブランクが発生したのか
  • なぜ未経験からキャリアチェンジしてエンジニアになりたいのか

…といった質問は、ほぼ確実に聞かれます。(エンジニア以外の職種でも聞かれます)

たとえば、応募者が既卒だったとき、企業側は「どうして新卒で就職しなかったのだろうか?」「何か問題があるのだろうか?」といったことを考えます。しかし逆にこの懸念を払拭できて、「問題ないし、自分はエンジニアとしてやっていけます」ということが伝われば、面接通過率は上がります。

まずは「正直な理由」をベースに納得感がある理由を考えてみましょう。

ただ「正直に」と言われても、留学や研究に忙しかった・家族の介護があった…などの事情ならまだしも、「単位が足りず卒業が危うかった」「就活を軽視してさぼっていた」など、ネガティブ要素が強い理由はなかなか言いづらいですよね。

そんなときは、「学生のときはこんな考えでいたが、それは間違っていた。今はそのときのことを反省し、こんな考えで就活をしている」という組み立て方で考えてみましょう。

たとえば
「4年の段階で単位が足りず、授業をたくさんとっていたためまともに就活ができず、既卒になった。学生時代に学業よりもサークル活動やアルバイトなど優先してしまったのが原因であり、反省している。プログラミングが好きなので、今はエンジニアを目指して就職活動をしつつ、このような技術の勉強もしている……」
といった感じで、「今になって分析すると過去の自分はここが悪かった。今は過去を反省して、このような方向性を目指して就活しているし、必要なことにきちんと取り組んでいる」といったことがわかる話ができれば、それほどマイナスな印象にはなりません。

過去は変えられませんが、過去の自分を客観視して省みることはできます。

むしろ「○○のせいで既卒になってしまった」などと他責思考が強く、自分を省みていない人は、「仕事で失敗したときも次に生かすための反省ができなさそうだな」と思われてしまいます。

これは、第二新卒で早期に転職したい人、未経験からの転職を目指したい人でも同じです。「新卒で入社した企業がブラックで…」ではなく、「今後はもっとこういう仕事がしたい。それは前職では実現できないから転職で叶えたい。そのために今はこんな勉強をしている」といった感じで、今回の転職で叶えたいことや、やりたいことを話せるようにしておくとよいでしょう。

自分から積極的に行動をする

当たり前ですが、自分から動いていかなければ内定を獲得することはできません。

就活生なら同級生たちと同じようなタイミングで就活をしますし、経験者が転職活動をする場合は、経験者同士で情報交換をしたりしますよね。これが既卒や第二新卒だと、周りはもうみんな就活が終わっているとか、未経験からのチャレンジで知り合いが誰もいないとかで、モチベーションが保てなかったり、情報がなかなか集まらなかったりします。

そんなとき、「自分の経歴が○○なせいだ」と思い込んで挫折してしまう人もいます。しかしよく話を聞いてみると、前述のような面接対策が全然できていなかったり、企業情報が足りていなかったり、そもそもほとんど活動していないだけだったりするケースもあるわけです。

何もしないままでいても、今の状況が続いていくだけです。

最近は、既卒・第二新卒・未経験でも応募できる企業は増えていますから、そのような企業の情報を集め、少しでも気になる企業があれば応募して話を聞いてみるとよいでしょう。

paizaが運営する若手・未経験者向けのエンジニア転職サービス「EN:TRY」では、既卒・未経験者、第二新卒など、開発経験がない人・少ない人でも応募できる求人を中心に掲載しています。paiza転職paiza新卒と同様に、プログラミングスキルチェック問題を解いて、スコアが一定基準を超えれいれば、事前の書類選考なしで必ず面談に進めますので、「経歴のせいかなかなか書類選考を通過できない…」という方にもおすすめです。

ふだんの取り組みや勉強内容を話せるようにしておく

面接では、ふだんの取り組みや勉強についても聞かれることが多いです。エンジニアを目指す以上、自力でどれくらい勉強できているか、プログラミングに興味があるかといったことが求められるわけです。

経験者であれば経験をアピールすれば済みますが、未経験者は実績がないですから、「興味もやる気もあって、ふだんからやっています! 証拠はこれです!」ということをアピールする必要があります。で、この証拠というのが、実際に勉強した内容の話だったり、ポートフォリオだったりするので、自分でどのような勉強をしてきたのか整理して、成果物があればポートフォリオにまとめておくとよいでしょう。

paizaラーニングでは、プログラミング言語の入門編から、フレームワークを使ったWebアプリの開発入門など、初心者でも無理なく学べる動画講座を公開しています。

「エンジニアになりたいけど、スキルに自信がない…」という方は、まずはこのような基礎の学習から始めてみるのがよいでしょう。

まとめ

既卒・第二新卒・職歴なし・未経験…などといった状況からエンジニアになるのは難しい…と思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。paizaでも、上記のような状況からエンジニアとしての就職・転職を決めている人はたくさんいます。

そして、就職するタイミングが少し遅れたからと言って、その人の人格に問題があるわけでも、その後の職業人生に大きな影響があるわけでもありません。

ただし、自分から積極的に動かない限り内定獲得できないのは新卒も既卒も未経験も第二新卒も同じです。まずは、自分と向き合ったり、面接対策をしたり、プログラミングの勉強をしたり、できることから手をつけていきましょう。


若手・未経験者向けのエンジニア転職サービス「EN:TRY」について詳しくはこちら
“EN:TRY"





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