こんにちは。倉内です。
皆さんは普段仕事をする中で「この人は仕事ができる!」もしくは「この人は仕事ができないなぁ…」と感じることってありますか?
ちょっとした言動からそんなふうに感じる瞬間ってあると思うのですが、できれば仕事ができない人だと思われるのは避けたいですよね。
現在の職場はもちろんのこと、もし転職を考えている方がいらっしゃったら、うっかりそういった言動をとる習慣を転職先まで持っていかないよう気をつけたいところです。
そこで今回は、paizaが以前現役エンジニア約400名を対象に実施したアンケート項目の回答(紹介記事はこちら)も参考にしつつ、どんな言動が「仕事ができない」と思われることにつながってしまうのかお伝えしていきます。
仕事ができないと思われる人のマインド
効率化・自動化する意識がない
エンジニアには向き・不向きがあると言われますが、その向いているという特性のひとつに「積極的に効率化・自動化に取り組む」があります。
たとえば、テスト工程でシステムの画面のスクリーンショットを撮る、Excelに貼るを延々と手動でやっていたら…仕事ができない人なのかもと判断される可能性があります。
これは自動化できないことに対してというより、この作業に疑問を抱かないマインドに対してそう感じるというほうが強いです。
ミスをしたときに必要以上に落ち込む
仕事でのミスは誰にでもあります。
大切なのは、何が原因だったのか、そのあとどうするかを考えることなのですが、ミスをしたことに落ち込むだけの人は周りもちょっと困ってしまいます。
反省をすることは大切ですが、どう挽回するかを考えるほうに注力したほうがよいでしょう。
難しいことや経験がないことを避けたがる
新しい技術に興味を持ちチャレンジをする精神はエンジニアには不可欠です。
これまで経験がある技術のほうが熟練度も高いでしょうし、大きな悩みや問題なく業務をこなせるかもしれませんが、「やったことがないことをやりたくない」と言う人には仕事を任せにくいなと感じます。
過去の武勇伝を語りたがる
昔は今ほど労働時間の規制も厳しくなく、どれだけ徹夜をしたか・残業をしたかを武勇伝のように語りたい人というのは一定数いるようです。
しかし時代は変わりました。むしろ長時間労働をする人は、効率の悪い働き方をしていると捉えられてしまいます。
私も前職(SIerのSE)で炎上案件に放り込まれていたときのことをうっかり若い人に語りそうになるときがあるので気持ちは分かりますが、ここは意識を変えていきましょう。
仕事ができないと思われる人の行動
自分で調べることができない
コードを書いて実行したときにエラーが出ること、ありますよね。
新人や未経験からエンジニアになりたてのころは、どう調べるかも分からない状態だとは思いますが、表示されたエラーコードやメッセージ内容で検索してみるくらいはできないと厳しいかもしれません。
優先順位をつけて取り組めない
作業が発生した順に着手して、完了して…と順番にやれたら確かに理想ではあるのですが、仕事はそううまくはいきません。
タスクに対して、緊急性が高いのか、期日に余裕があるのか、不明確な部分やひとりでは解決できなさそうなものは早めに相談しないといけないのか…それらを考えて、優先順位をつけることは非常に大切なスキルです。
進捗報告を正確にできない
作業が遅れているとき、報告しづらい気持ちは分かります。
ただ、「もう少しでできます」「明日には終わります」と言ってそれまでに終わらなかったら、他の人の作業にも影響が出るかもしれませんし、あなた自信の信用を失う可能性もあります。
「あの人毎回できますって言った期限にできないんだよな…」と思われてしまう前に、進捗報告や相談はきちんとするようにしましょう。
書かれてあること・言われたことだけしかできない
これは依頼側にも問題があるかもしれませんが、ビジネスサイドなどシステムに詳しくない部署や人からの依頼の場合、エンジニア視点で見ると「ちょっと変だな…?」と思うことがありますよね。
それを分かっていながら「まあ依頼書に書いてあるし」とそのままやって、あとで結局直さなければならないということもありえます。
もちろん依頼側がしっかり依頼書なり、設計書なりを書ければいいのですが、仕事ができる人でありたいならそういった違和感は無視せず教えてあげましょう。
命名規則が雑
コードを書くときもそうですが、プロジェクト名やファイル名なんかも含めて命名規則に一貫性がなかったり、分かりにくかったり、適当すぎたり…自分さえ分かればよいというのが透けて見えますね。
自分以外の誰かが見たときも分かりやすいかどうかを考えられない人は仕事ができない人と思われる可能性があります。
仕事ができないと思われる人の言葉
すべての発言がいったん否定から入る
エンジニアに限らずですが、「いや、そうじゃなくて」「でも、それは無理ですよね」と言った感じでまず第一声が否定という人がいます。
無理な要求をされて断る場合はいいのですが、相談や議論の場でいつも否定から入る人は「やれない理由を探している人」と思われてしまいます。
ただし、認識はしているんだけど直せないという場合は、不安を抱えている兆候でもあるようなので、とっさに否定が出る前にひと呼吸間を置くというのを意識するとよいようです。
(参考)必ず否定から入る人は自信がなくて不安症 「自分のほうが上」という心理 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
文句や愚痴が多い
誰しも愚痴を言いたいときはありますし、言ってもよい相手やタイミングというものもあります。
ただ、業務において何をするにも文句や愚痴を言っていると、周りの人もテンションが下がってストレスになってしまいます。
愚痴が多い人は「自分は仕事ができる(のに評価が妥当ではない・周りに理解されない)」という心理が働いているとも言われています。
もし「愚痴っぽいかも…」と自覚がある方は、根本的な原因を見つめてみるといいかもしれません。
まとめ
仕事ができない人と思われてしまいそうな言動をご紹介しました。
もちろん新卒で入社してすぐにこれらのことをすべて避けるのは難しいと思いますが、社会人としてある程度経験を積んだ方で思い当たるものがあれば、少し避けるよう意識してみてもいいかもしれません。
なお、「この記事に出てくるような人ばかり周りにいて現状に疲れている…」と悩んでいる方は、転職を考えてみるのもひとつの選択肢です。
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