こんにちは。倉内です。
PythonはAI・機械学習やデータ分析などの分野で利用されており、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
ITmediaに掲載された「2021年、ITエンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング」(2021年2月11日公開)によりますと、1位はPythonで全体の32.8%を占め圧倒的な支持を集めました。(2位のJavaは9.3%、3位のJavaScriptは5.9%となっています)
また、PythonのWebフレームワークであるDjangoやFlaskも人気が高く、Webアプリケーション開発でも存在感を増してきている言語です。
今回は、paizaラーニングの新講座「Python体験編」(全編無料)を使ってこれからPythonを学びたい方、プログラミングに初めて触れる方でも効率よく基本を習得できる学習法をお伝えします。
後半では基本を押さえた方向けにアプリ開発や機械学習の学習講座もご紹介しますのでぜひごらんください。
新講座「Python体験編」の特徴
プログラミングが初めての人でも理解しやすい
新しく追加された「Python体験編」の講座では、まずプログラミングとは何か、Pythonの特徴とはから始まるため初心者の方でもスムーズに学習に取り掛かることができます。
レッスンの序盤では、プログラミングを初めて学ぶ方が押さえておきたいポイントをまとめて解説しています。
もちろんこういった内容は理解しているという方は、自分の好きな箇所から始めていただいて構いません。
動画講座&課題でインプットとアウトプットを同時にできる
paizaラーニングは動画レッスンを見ながらプログラミングの基本を学び、ブラウザ上で演習問題を解くことでスキルが身につくプログラミング学習サービスです。
ナレーションはプロの声優さんが担当しているため聞き取りやすく、楽しく学習を進められます。
画面は動画エリア、補足情報やTipsなどを表示する補足テキストエリア、コードエリア、入出力結果表示エリアに分かれており、ブラウザひとつで学んで実際にコードを書くまで可能です。
プログラミング学習でついやりがちなのは、テキストや学習サービスでのインプットばかりに時間をかけ、いざ自分で書いてみようとすると手が動かない…となってしまうことです。
講座には、学習した内容の復習となる課題が用意されています。ぜひインプットとアウトプットを合わせておこない、学んだ内容が身につくまで自分の手を動かしてみましょう。
Pythonの基礎文法がすっきりまとまっている
レッスンは以下の15のチャプターからなっており、Pythonを学ぶ上で基礎中の基礎となる内容を学ぶことができます。
チャプター一覧はこちら
01:プログラミングとは
02:はじめてのプログラミング
03:間違いやすいポイント
04:コメントを書く
05:数値を扱う
06:プログラムで計算する
07:変数にデータを入れる
08:データを受け取る
09:標準入力と標準出力
10:条件に一致したら処理を実行する
11:条件に合わせて処理を変える
12:数値を分類する
13:同じ処理を何度も繰り返す
14:複数のデータを受け取る
15:複数データを分類する
これから機械学習やWebアプリ開発などに取り組んでみたいと思っているプログラミング初心者の方は、これらをしっかり習得して次のステップへ進みましょう。
入門講座&プログラミングゲームで基礎定着
Pythonをさらに使いこなす:Python3入門編
もう一歩踏み込んでPythonの基本を学びたい方は、「Python3入門編」(全編無料)を受講してみてください。
一部内容が重なるところもありますが、リストやディクショナリ、関数、クラスなどPythonを使いこなすために必要な内容を学ぶことができます。
レッスン一覧はこちら
Python入門編1: プログラミングを学ぶ
Python入門編2: 条件分岐、比較演算子を学ぶ
Python入門編3: ループ処理を学ぶ
Python入門編4: リストの基礎
Python入門編5: 辞書(ディクショナリ)の基礎
Python入門編6: 多次元リストを理解しよう
Python入門編7: 関数を理解しよう
Python入門編8: クラスを理解しよう
Python入門編9: さらにクラスを理解しよう
Python入門編10: 例外処理を理解しよう
こちらも動画で学習し、課題をコードを書いて解くというセットになっているためしっかり理解しながら進められます。
コードを書く力をつける:プログラミングゲーム
paizaでは、プログラミング問題を楽しみながら解き、ストーリーを進めていくプログラミングゲームコンテンツを公開しています。
たとえば、近未来の世界観でロストテクノロジーと化したプログラミングに挑み、アンドロイド【RIN】がなくした記憶(メモリ)のかけらを求めて世界を探索するゲームがあります。
体験編や入門編の学習講座で学んだことを生かして、さまざまな難易度・形式の問題にチャレンジしてみてください。
プログラミング初心者の方であれば、まずはDランク相当やCランク相当の問題から挑戦するとよいでしょう。時間制限などはなく、何度も挑戦することが可能です。
一部問題は解答コード・解説をブログにて公開していますので、ぜひ参考にしてください。
PythonでAI・機械学習に入門
冒頭でお伝えしたとおり、PythonはAIや機械学習の分野で利用されることが多い言語です。ただ、興味を持っていてもなかなか手を出すハードルが高いと感じている方も多いかもしれません。
そこでPythonの基本を学習したあとにAI・機械学習に興味がある方におすすめしたいのが「Python×AI・機械学習入門編」(一部無料)です。
声優の上坂すみれさんによる進行役のスベトラーナ・小百合・ベレフスカヤと一緒に、実際に画像や音声を認識する技術を使いながら、初心者でも機械学習を体験・学習できるレッスン内容になっています。
もちろん動画を見て学ぶだけでなく、自分でコードを書いて画像処理や音声認識処理を理解することが可能です。
Webフレームワークを使ってアプリケーション開発
最後にPythonの人気Webフレームワークである、DjangoとFlaskの学習講座をご紹介します。
Django(ジャンゴ)
Djangoは特に人気が高く、中規模以上のWebアプリケーションの開発で採用されることが多いWebフレームワークです。
Webアプリケーション開発に必要な基本機能(たとえば、ユーザー認証やセッション管理、データベースとの連携など)がひと通り備わっており「フルスタックフレームワーク」と呼ばれています。また、機械学習でよく使われるPythonのライブラリも利用できるというのが特徴です。
「Webアプリ開発入門 Django編」(一部無料)の講座では、掲示板アプリケーションやお勧めのお店を投稿できる「ランチマップ」アプリを作りながらDjangoの基本的な扱い方を理解していきます。
Flask(フラスク)
Flaskは軽量なフレームワークで、標準で提供する機能を最小限に絞っているという特徴があり「マイクロフレームワーク」と呼ばれています。
Djangoに比べると学習コストが低く、初めてPythonでWebアプリ開発をしようとしている方にもおすすめです。一方、拡張性は高いため複雑なことを実現したい場合にもコア機能に拡張機能を組み合わせて使うことができます。
「Webアプリ開発入門 Flask編」(一部無料)の講座では、掲示板を作成しながらフォーム処理やWebアプリケーションでのデータベース利用方法などを学びます。
まとめ
Pythonの基礎を学べる「Python体験編」から始まり、学習講座やプログラミングゲームなど学習コンテンツをご紹介してきました。
自分に合う学習方法を見つけるには、やはり実際に試してみるのが一番です。今回取り上げたのは無料のものも多いので、ぜひ活用してみてください。
また、コードを書く実力がどれだけあるか試したい場合は、paizaが提供する「スキルチェック」でプログラミング問題を解くことをおすすめします。難易度別に分かれている問題を時間制限がある中で解く必要があるため腕試しができます。
詳しくはこちら
今回ご紹介しきれなかったPythonに関する学習サービスは以下の記事でまとめて紹介していますので、もっといろいろな勉強方法を知りたいという方は参考にしていただければと思います。