どうも、まさとらん（@0310lan）です！
今回は、ブロックチェーンベースの分散型ホスティングを誰でも簡単に試すことができるWebサービスをご紹介します！
GitHubリポジトリに必要なファイルを置いておくだけで、あとはほとんど自動化されているので面倒な初期設定や専門知識は一切不要です。さらに、基本的な機能はすべて無料で提供されているのでWeb3関連にご興味ある方も含めてぜひ参考にしてください！
【 Fleek 】
■「Fleek」の使い方
それでは、「Fleek」をどのように使えばいいのか詳しく見ていきましょう！
まずはサイトのトップページにある【SIGN UP】ボタンをクリックして、無料のユーザー登録を済ませておきます。
【SIGN UP】タブを選択してから、メールアドレスとパスワードを登録します。
ただし、今回は簡単にするためGitHubアカウントで登録してみました！
途中でGitHubアカウントの認証画面が表示されるので許可をしておいてください。
以下のようなダッシュボード画面が表示されたら準備は完了です！
この画面から新規プロジェクトの作成・管理を行ったり、公式ドキュメントを読んだり詳細な設定を行うことができるようになります。
■Dfinityを使った分散型ホスティングを試す！
それでは、「Fleek」を利用してブロックチェーン上に自分のWebサイトをホスティングしてみましょう！
対象となるWebサイトのソースコードがGitHubリポジトリにあれば、とくに何かを準備する必要はありません。過去に作ったサンプルのWebサイトでも構わないので、まずはリポジトリを1つ決めておきましょう。
今回は単純なHTMLファイルと画像リソースなどが含まれたリポジトリを使ってみました。もちろん、Next.jsやJekyllなどのツールを使ったWebサイトにも対応しています。
それでは「Fleek」のダッシュボードに戻り、【Add new site】ボタンをクリックして新規プロジェクトを作成しましょう。
GitHubと連携するためのボタンをクリックしてください。
さきほど決めておいた対象のリポジトリを選択すればOKです！
選択されたリポジトリをクリックしましょう。
ここで分散型のホスティングを実現するために「IPFS」か「Dfinity（IC）」を選択します。
このどちらかを選択するだけで、あとは「Fleek」が自動的にWebサイトをデプロイしてくれるので簡単です。
ちなみに、どちらを選択してもこのあとに続く操作は同じです。 そこで、今回は「Dfinity」のインターネットコンピュータを選択してみました。
このように、違いを意識せずに同じUIで手軽に扱えるのも大きな特徴と言えるでしょう。
次に、ブランチを指定したあとに利用しているフレームワークなどを選択します。
Next.js / Nuxt.jsや静的サイトジェネレータのGatsby / Jekyllなど、自分のプロジェクトで利用しているものを選択しましょう。
ちなみに今回はいずれも利用していなかったので、デフォルトの「Other」が選択された状態のままで他の項目は空欄にしておきました。
最後に【Deploy site】ボタンをクリックすれば完了です！
リポジトリとの紐づけや、ホスティングまでの処理はすべて自動化されています。
少し待つと、自動生成されたURLが表示されるのでクリックしてみましょう！
ブロックチェーン上にWebサイトが公開されました！
URLを友人・知人にシェアすれば、誰でも閲覧可能です。
ちなみに今回は利用しませんでしたが、IPFSを使った場合は「https://ipfs.io/ipfs/ハッシュ値」のようなURLからでも閲覧はできます（ハッシュ値はダッシュボードに記載されています）。
■「Fleek」の便利な設定について
「Fleek」には便利な仕組みが提供されており、設定画面から自由に操作ができるのでいくつかピックアップしてご紹介しておきます！
まずは【SETTINGS】タブから操作できる「サイト名の変更」をしてみましょう。
自分の好きな英数字を設定できます。
実はここで入力した英数字はURLの一部になります。
デフォルトで生成されるURLは「英数字.on.fleek.co」のような形式になっていますが、この英数字の部分を好きなものに変更できるというわけです。
さらに、独自ドメインをお持ちの場合は無料で変更可能です。
一般的なドメインだけでなく、EthereumベースのENSやHandshakeベースのHNSも利用可能です。
専用のAPIも公開されており、開発者が「APIキー」を生成してプログラムに組み込むこともできます。
画面下部にある【Settings】の項目をクリックしてください。
専用の設定画面が表示されて、ホスティングとストレージそれぞれのAPIを生成できるようになります。
GraphQLを利用したAPIになっており、Webサイトの管理やデータの取得などプログラム上からさまざまな操作ができるようになります。（※APIの詳細はこちら）
このように「Fleek」を使うと、ブロックチェーンを意識することなく一般的なホスティングサービスと同じ感覚でWebサイトをデプロイできるわけです。
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■まとめ
今回は簡単に分散型のホスティングを試すことができるサービスをご紹介しました！
ブロックチェーン関連のサービスはちょっと難しいというイメージを持っている人も多いかと思いますが、「Fleek」は一般的なWebサービスとほとんど同じように扱えるのが魅力でしょう。
ぜひみなさんも独自のWebサイトで分散型ホスティングを試してみてください！
＜参考リンク＞
・「Fleek」公式サイト
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