どうも、まさとらん(@0310lan)です!
今回は、複数人でオンラインコラボ(コミュニケーション)を簡単に実現するWebサービスをご紹介します。
類似のサービスはいくつかあるのですが、「自由度の高さ」「お手軽さ」「無料(基本機能)」という3つの項目を満たしているサービスだけを厳選してみました。
いずれのサービスも活用すれば、オンラインであっても良質なコミュニケーションが取れるものばかりなのでぜひみなさんも参考にしてみてください!
■独自の仮想空間を作ってコミュニケーションできるサービス!
【 Gather 】
まるでファミコンのRPGゲームで遊んでいるような感覚で、大勢の人と一緒にオンラインのコミュニケーションができるサービスです。
自由度が非常に高いうえにカスタマイズできる要素が多いので、アイデア次第で幅広い活用方法を実践できるのが大きな魅力です。テキスト・音声によるチャットやWebカメラを利用したビデオ会議にくわえて、ZOOMやGoogleドキュメントなど他のWebサービスとの連携も簡単に行えます。
メイン画面では独自に作成した仮想空間を自由に歩き回れるのですが、他のユーザーに近づくだけでビデオチャットが自然に始まるのは斬新な仕掛けです。
プライベート空間を作成できる機能もあり、例えば2人だけしか話せない部屋を作って会話を楽しむような使い方も可能です。
他にも、部屋の中にいる人を簡単に検索できる機能や、特定の人をフォローするとそのユーザーの移動に合わせて自動追尾してくれる機能などユニークなアイデアがたくさん詰まっています。
ブラウザベースの「マップメーカー」というWebエディタが標準搭載されており、自分の好きなように空間をデザインできるのも大きな特徴です。
家具・オフィス用品・自然オブジェクト・家電…などのアイテムが豊富に揃っているので、マップの好きな箇所にドラッグ&ドロップで配置するだけで簡単に作成できます。
仮想オフィスはもちろんのこと、勉強会やイベントの会場を作ったり、小さな街やリゾート地などを作って楽しむようなこともできます。さらに、複数の空間を作成してそれぞれをつなぎ合わせることもできるので、ちょっとした仮想都市も作れてしまいます。
また、配置するオブジェクトには、すべて独自のインタラクションを追加できるのも特徴的です。
各ユーザーはキーボードの「X」キーを押すとインタラクションが実行できるようになっています。例えば、任意の画像や動画をアップロードして表示させたり、特定のWebサイトを埋め込んで表示するような使い方が可能です。
これにより、仮想空間をポートフォリオのように使ったり、自分で作ったWebゲームが遊べるゲームセンターを公開するような使い方もできるでしょう。
公式のYouTube動画も公開されており、使い方のイメージがさらに分かりやすいと思うので合わせて参考にしてください。
<参考リンク>
・「Gather」公式サイト
■チャット感覚で複数人同時にブレストができるサービス!
【 hidane 】
大勢で集まってアイデアを出すブレインストーミングは、オンラインだと意外に難しいことの1つだったりします。しかし「hidane」はアイデア出しに特化しており、できるだけたくさんのアイデアが生まれる工夫が詰まったサービスと言えます。
もっとも大きな特徴は、チャット感覚で複数人が同時に意見を投稿できる機能です。
投稿した意見は自動的に画面中央へ配置されていくので、複数人がどんどんアイデアを出していくことに集中できます。また画面全体がキャンバスになっており、投稿された意見を自由に移動させたり削除したりも簡単です。
アイデアがたくさん出たら、似たようなアイデアをグルーピングしたり、自分の好きなアイデアにリアクションしたりもできます。
ブレインストーミングをいくつかのステップに分けているのも特徴的で、次のような順番でリアルタイムに進行していきます。(各ステップには制限時間も設けられています)
- アイデア出し
- グルーピング
- リアクション
- ディスカッション
- クロージング
上記のようなステップガイドに従って順番に作業を進めていけば、初めてのブレインストーミングでも良質なアイデアが得られる仕組みになっています。
ユニークな点として、1クリックするだけでAIがアイデアのヒントを提供してくれる機能もあります。
投稿されたアイデアのキーワードを自動抽出して、関連のあるキーワードと意外なワードを組み合わせたレコメンドをしてくれるので便利です。
ブレインストーミングが終了したら、最後に経過時間や投稿されたアイデアの数などをまとめたレポートも生成されます。さらに、キャンバスの状態をPNG・PDF・CSVなどに変換してダウンロードも可能です。
「hidane」の開発者がTwitterで投稿したサンプルデモの動画も公開されているので、ご興味ある方はぜひ合わせて参考にしてください。
<参考リンク>
・「hidane」公式サイト
■URL1つでお絵描きチャットコラボを実現するサービス!
【 Magma Studio 】
ブラウザベースで動作する本格的なイラストを描けるペイントエディタで、最大30人が同じキャンバスを使って同時編集できるサービスです。
チームでイラストや画像などを編集する用途に使えますが、コラボ機能を活用してオンラインでイラストの授業をしたり、ストーリーボードを作って議論を深めたりなども可能です。
メインエディタの画面は一般的なペイントソフトと似ているので、慣れている方であればすぐに使い始めることができるでしょう。
1クリックでシェア用のURLを生成できるため、友人や知人にSNSやメールで配布すればすぐにでも複数人が同時参加できるお手軽さが大きな魅力です(ログインなどの手続きも不要)。
イラストで重要なレイヤー構造も自由に作成可能なうえ、複数人が同時に参加しているときは各人それぞれにレイヤーが割り当てられるので安心して作業ができます。
レイヤーモードについてもオーバーレイや乗算などが充実しており、レイヤーの結合・並び替え・クリッピング…などの機能も搭載されているので便利です。ただし、同時参加数が多いときにレイヤーを増やしすぎると動作が重くなるので注意しておきましょう。
また、オブジェクトの変形・選択、ペンモード、キャンバスの移動などは便利なショートカットキーが設定されているので、ほとんどの操作をキーボードから素早く扱えるように工夫されています。
参加しているユーザーとのコミュニケーションとしてチャット機能も標準で搭載されています。
有料プランだと音声通話も可能ですが、例えばDiscordなどのサービスと併用しながら使えば無料プランでも問題なくコミュニケーションできるはずです。
ちなみに、ブラウザベースのペイントエディタなので、Windows / Mac / LinuxなどのOSを問わず複数人が参加できるのも大きな特徴でしょう。もちろん、スマホ・タブレットやChromebookなどのデバイスも問いません。
<参考リンク>
■万能ホワイトボードを共有してコラボできるサービス!
【Miro|日本語版】
オンラインでホワイトボードを共有できるサービスとして代表的な「Miro」は、最近になって日本語版も提供され始めてさらに使いやすくなりました。
とにかく無限に広がるキャンバス上へ、自由にさまざまなコンテンツを配置・作成できるのが特徴です。複数人が1つのサービスに集まって同時に作業ができる環境としては最適でしょう。
会議やワークショップをオンラインで進めるだけでなく、Webサイトやサービスのデザインを視覚的に話し合ったり、マインドマップでアイデア出しをしたりカンバンフローで進捗確認を行ったりも可能です。
他にも以下のような機能が搭載されているので、さまざまなビジネスシーンに対応できるはずです。
- 任意のWebサイトを取り込む
- チャートやグラフを作成
- 絵文字、アイコン、イラストの検索
- ワイヤフレームの作成
- 埋め込みコードの読み込み
- キャンバスをスライド資料に変換
- お絵描き(落書き)機能
…など
すぐに活用できるシーン別のテンプレートも豊富に揃っています。
アイデア出し、ワークフロー、可視化、Web / アプリのデザイン、プロジェクト管理など、こんなシーンで使ってみたいと思うことを即座に始められるように工夫されています。
また、Figma, Slack, Airtable, Notion…などのWebサービスと連携が可能なうえ、Zapierも使えるのでホワイトボードで実現できることはさらに多くなります。
ちょっとしたお手軽なコラボを試したい場合には、24時間だけ利用できる使い捨てのホワイトボードも提供しています。
「Miro」を有効に活用するため、公式のコミュニティページやAPIを利用した開発者向けのデベロッパーページも提供されているのでご興味ある方は参考にしてください。
<参考リンク>
・「Miro」公式サイト
■【おまけ】
最後にドキュメントベースのオンラインコラボを簡単に実現する人気のNotionで、さまざまな用途別にフル活用できるサービスをまとめた記事をご紹介しておきます。
Notionは単体で利用しても幅広い用途に活用できますが、例えばメールマガジンの配信システムを構築したり、可視化ツールやWebページの作成、フォームやスライド資料の生成などを簡単に実現してくれるサービスを厳選しています。
今回ご紹介したサービスと合わせて、ぜひ有効活用してみてください!
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■まとめ
今回は、複数人でオンラインコラボを手軽に実現してくれるWebサービスを厳選してご紹介しました。
リモートワークが盛んに行われるようになってから、以前よりもオンラインでコミュニケーションを取る機会は増えていると思います。ZOOMなどでビデオ会議をするだけでなく、今回ご紹介したようなユニークなサービスを活用することで、さらに良質なコミュニケーションが取れるようになると思います。
ご紹介したサービスはいずれも無料で利用できるので、気になったサービスがあればぜひ試してみてください!
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