どうも、まさとらん(@0310lan)です!
今回は、話題のAIをうまく活用したWebアプリやサービスを厳選してご紹介します!
AIを使うことで、これまでのWebサービスがどのように変化するのかをざっくりと確認するのに最適だと思います。誰でも使いやすくて楽しめるものを厳選しているので、初心者の方もぜひ遊びながら試してみてください!
■著名人になりきってAIが質問に回答してくれるサービス
【 AskNow 】
イーロン・マスクやポール・グレアム…など、世界的に名前が知られている著名人に質問できるちょっと変わったサイトです。
と言っても…本人が回答するわけではなく、代わりにAIが質問に対して答えになりそうなツイートを分析したうえで、内容を整理して表示してくれるのが大きな特徴です。
2023年1月時点でおよそ8名の著名人がリストアップされていますが、今後さらに質問できる人物を増やしていくそうです。
もっと他の著名人・偉人に今すぐ質問したいという場合は、以下のサイトも試してみましょう!
【 AskThee 】
こちらは、トーマス・エジソン、アインシュタイン、葛飾北斎、ソクラテス…など、総勢15人がリストアップされています。
使い方もほとんど同じで、質問したい著名人を選択して内容を入力するだけです。こちらは「ChatGPT-3」をベースに開発されているので、回答がとても自然な文章になっているのが特徴的です。
趣旨が異なりますが、自分の好きな人物(キャラクター)を作成したうえで質問にも答えられるAIボット作成サービス「Character AI」もあります。ご興味ある方はぜひ試してみてください。
<参考リンク>
■AIが生成した画像の総合検索サービス
【 StockAI 】
AIが生成した膨大な数の画像を、誰でも無料でダウンロードできるように提供しているサイトです。
キーワードで目的の画像を検索したり、大まかなカテゴリから探せるように設計されています。ブログやWebサイトなどで帰属表示なしに使うことが可能で、商用目的であっても無料で使えます。
かなり自由に使えるように提供されていますが、画像をそのまま販売したり類似のサービスを作ったりするなどといった用途では使えない点だけ注意しておきましょう。
また、どんな学習モデルを使い、どのようなプロンプトを入力して画像を生成したのかも同時に分かる検索サイトがあります。
【 PromptHero 】
キーワードから目的の画像を検索できるのはもちろんですが、DALL-E、Stable Diffusion、Midjourney…などの学習モデル別に画像を検索できるのも特徴です。
好きな画像を選択すると、詳細画面になり入力されたプロンプトも同時に表示されます。
プロンプトは細かくタグ化されており、任意の箇所をクリックすることで、同じようなプロンプトを使って生成された画像を一覧表示する機能もあります。
さらに簡易的な編集エディタも搭載されており、モデルの変更やプロンプトのテキストを編集したりサイズやステップ数なども調整可能です。
<参考リンク>
■AIを搭載した画像・動画編集サービス
【 Facet 】
ブラウザベースの画像編集エディタはいくつかありますが、こちらはAIを搭載しており複雑な処理を自動化できるのが特徴です。
たとえば、面倒な画像の切り抜きや任意の箇所のマスク処理などをAIに全部おまかせできるのが大きなポイントです。
特にマスク処理に関しては優秀で、画像をアップロードした時点で下準備はほぼ完了しています。
画像内にどんなオブジェクトが存在しているかなどをAIが認識してタグ化してくれます。
そのため、タグをクリックするだけでたとえば人物だけを抽出するような作業が完成してしまうのです。他にも多彩な編集機能が搭載されているのですが、詳細な使い方については以下の記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてください!
画像編集だけでなく、動画編集に多彩なAIを搭載したエディタもあります。
【 Runway 】
こちらはさまざまな種類のAIを1つにまとめたようなサービスで、それらを組み合わせて動画の素材に活用できるのが大きな特徴です。
たとえば、テキストを入力して好きな画像を生成したり、動画の背景を削除したり、字幕の生成やスーパースローなどをAIが代わりに処理してくれるのです。
そしてAIが作成した素材を、メイン機能である動画編集エディタに取り込んで活用できるわけです。
もちろん基本的な編集も可能で、動画の切り貼りやテキストの挿入、オーディオの調整やエフェクト処理なども搭載しています。完成した動画も1クリックでダウンロードできるように設計されています。
さらに詳しい使い方については、以下の記事で解説しているのでご興味ある方はぜひ参考にしてください!
<参考リンク>
■驚くほど簡単にモーションキャプチャを実現する
【 Plask 】
人間の動きをCGでリアルに再現するモーションキャプチャは、関節などにたくさんセンサーを取り付けてデータを取得していきます。
しかしこのサービスは、人物が動いている動画をアップロードするだけでAIが自動的にキャプチャしてくれます。まさに1クリックでモーションキャプチャを実現できるというわけです。
あらかじめ3Dモデルが数体付属しているので、好きなモデルへ取り込んだ動きを適用して、アニメーションを確認できるエディタも搭載されています。
非常にシンプルな操作体系なので、誰でも迷うことなく扱えるのも大きな魅力です。「FBX」や「GLB」などのファイル形式で書き出すこともできるので、3Dゲームや映像作品などに活用できるでしょう。
また、類似のサービスもいくつかあるのでご紹介しておきます。
【 DeepMotion 】
このサービスも「Plask」と同じように動画をアップロードしてモーションキャプチャをAIが自動生成してくれます。
おもしろいのは、「Ready Player Me」という3Dアバター作成サービスと連携できる点です。これにより、自分の好きな3Dモデルを自作して、そのアバターに動きを適用できるわけです。
「FBX」や「GLB」形式だけでなく、MP4形式の動画としても書き出せるので、ユニークな映像コンテンツも作成できてオススメです。
【 Kinetix 】
動画をアップロードしてモーションキャプチャを作成できる点は同じですが、あらかじめさまざまな動きが登録されています。そのため、動画を用意しなくても提供されているモーションだけで、かなり自由度の高いCGアニメーションを作成できます。
タイムラインエディタも搭載されており、複数のモーションをつなぎ合わせて、1つの映像作品を自作できるのも大きな魅力でしょう。
<参考リンク>
■AIが音楽作りをサポートしてくれるサービス
【 The Jam Machine 】
ドラム、シンセ、ベース…などの音色を選んで「生成」ボタンをクリックするだけで、AIがさまざまなMIDIパターンを作ってくれます。
細かい編集機能を排除したシンプルな仕様なので、誰でも気軽に音楽作りを楽しめるのが特徴です。クリエイティビティや音の密度は調整可能なので、バラエティ豊かな楽曲を構築できます。
最終的にWAVファイルとしてダウンロードも可能です。
【 Riffusion 】
テキストから画像を生成するAIとして話題になった「Stable Diffusion」をベースにして、画像ではなく音楽を生成できるようにしたのがこちらのサービス。
音楽スタイル、ジャンル、楽器、音の種類などを文章で入力すると、それに合わせた楽曲がAIによって生成されます。ベースになっているシード画像を変更してメロディパターンを調整するような設定も可能です。
作成した楽曲をシェアできる機能もあるので、気に入った音楽が生成されたらSNSなどに投稿してみましょう。
【 Musico 】
リアルタイムに楽曲パターンをAIが生成してくれるのが特徴で、DJっぽくフレーズを変更しながらエンドレスに音楽を演奏できるサービスです。
途中で音楽ジャンルを変更したり、簡易的なミキサーで音量バランスを調整するのも簡単です。また、MIDIファイルとしてダウンロードできる機能もあるので便利でしょう。
さらにSpotifyのようなプレイヤー機能もあり、AIが生成した楽曲のプレイリストをBGM代わりに聞くこともできます。
上記以外にもユニークなWebアプリとして、以下のようなものもあるので参考にしてください。
- 【Vocal Remover】音楽ファイルからボーカルだけを抽出するAI
- 【Noise Destroyer】音楽ファイルに含まれるノイズを除去する
- 【RaveDJ】2つの音楽YouTubeを1つにミックスできる
<参考リンク>
■おまけ
最後にAIを活用したさまざまなWebアプリやサービスをまとめているサイトをご紹介しておきます。
【 GPT-3 DEMO 】
まるで人間のように自然な文章を生成できるAIとして話題の「GPT-3」を活用したWebアプリやサービスをまとめたサイトです。
最近だと何でも答えてくれるチャットボットとして人気の「ChatGPT」がありますが、他にもライティング系、開発系、言語系、ゲーム…など、さまざまなジャンルに分けられたおよそ500以上のプロジェクトが掲載されています。
【 Hugging Face - Spaces 】
こちらは、さまざまな学習モデルを活用したAIアプリをホスティングしており、そのままブラウザ上からデモを試せるのが特徴です。
膨大な量のアプリが存在するので、キーワード検索から興味のありそうなものを探して、試してみるのがオススメです。AIで実現できそうなアプリは、ほとんど試せると言っても過言ではありません。
また、類似のサイトとして「BoredHumans」もあります。こちらは50以上のシンプルなAIアプリが遊べるように提供されています。さまざまなインスピレーションを得られるのでぜひ試してみてください。
<参考リンク>
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■まとめ
今回はAIを活用したさまざまなWebアプリやサービスをご紹介しました!
これまでのWebサービスもAIを搭載する動きが出ており、初心者には難しかった作業もどんどん簡単になってくると思います。たとえば、クラウドIDEとして人気の「Replit」も、近日中にAIを搭載してプログラミングの敷居を下げようとしています。
今後はAIが身近な存在になってくるはずなので、ぜひみなさんも今回ご紹介したようなサービスをまずは試してみてください!
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