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もうすぐ6月なのに、まだ内定がない就活生に不足している2つのこと

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Photo by Paul Fisher
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは、谷口です。

ITエンジニアを目指す就活生の皆さん、就活の進み具合はいかがですか?

先日、18卒の学生のうち5月1日時点で34.8%が内定を所有しているというリクルートキャリアによる調査結果(※)が公表されました。昨年、6月1日時点での内定率は51.3%でしたが、今年は内定率の伸び方が昨年よりもハイペースなため、6月に入ればさらに相当数の就活生が内定を獲得しているかと思います。

そんな中で、まだ内定を獲得できずに焦っている方も多いと思います。

実は、現時点で内定どころか面接もあまり通過できず、就活に苦戦している人たちの中には、ある程度共通点があります。今回は、就活をちゃんとやっているつもりだけど、まだ内定がないという人たちに多い特徴についてお話しします。今まさに苦戦している人や、今後就活を控えていて自分は苦戦したくないと思っている人は、自分にあてはまることがないかチェックしてみてください。


<※参考>
【速報版】「2017年5月1日時点内定状況」 就職プロセス調査(2018年卒) | プレスリリース | リクルートキャリア - Recruit Career

■まだ内定がない人に不足している2つのこと

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◆やっているつもりだけど、準備が足りていない

採用選考は、企業との相性もありますから、必ずしも選考を通過できた人が優秀で、落ちた人はそうではない、というわけではありません。

ただ、面接の内容や企業からのフィードバックを振り返ってみると、相性や優秀さ以前の問題で「準備不足だから落ちたのでは」といった人が大変多いのです。

ここで言う「準備」とは、「企業情報についての準備」と「面接で話す内容についての準備」のことです。それぞれどんな準備をしておくべきか、詳しく見ていきます。

◇企業情報についての準備不足

自分が応募する業界や企業の情報は、事前にきちんと調べましょう。

当たり前に思われるかもしれませんが、実際にはこれができていないまま選考を受け、落ちまくっている人が結構いるのです。

例えば、面接官に「弊社が運営しているWebサービスをどう思いますか?ここが使いやすいとか、ここが使いにくいとか思うところはありませんか?」と聞かれ、「使ったことないです」「どんなサービスなんですか?」と答えた人が、選考を通過するのは難しそうですよね。でも、残念ながらこういう人は意外といます。

最低でもその企業の求人票やWebサイト、また運営しているサービスなどはチェックしておきましょう。

もちろんただ眺めておけばよいのではありません。「このサービスのこの機能ってどうやって作ってるのかな」「もっとこうした方が使いやすくなるんじゃないかな」「この開発技術ってどの部分で使ってるのかな」といった疑問や興味を感じることが重要です。

疑問点は自分なりに調べたり、面接の場で応募者側から質問したりして、理解を深めていきましょう。そこまでできて初めて、企業研究・情報収集ができていると言えるかと思います。

◇面接で話す内容についての準備不足

特に就活の一次面接に多いグループ面接では、準備ができている人とできていない人の差が非常に明らかとなります。

「面接は会話だ、準備しすぎるな」と言われる場合もあるかと思います。確かに一字一句暗記してきた志望動機を機械的に話したり、質問の答えになっていない自己アピールをねじ込んでくるような人は問題です。

ただ、基本的に面接慣れしていない学生であれば、ある程度の準備は必須だと思ってください。この準備には面接に対する「慣れ」も含まれます。

もちろんその場で考える必要がある質問や会話もありますが、志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったことなどは、多くの企業で共通して聞かれる質問事項であり、事前に準備しておけるはずです。

よく聞かれる質問の受け答えが問題で落ち続けている場合は、今後の選考でも同じ話をし続けるのではなく、その内容を一度振り返ってみた方がよいでしょう。

◇面接でよくあるダメな受け答え

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Photo by Simon Blackley

  • 自己PRが成果の話だけで、肝心な「達成までのプロセス」についての話がない
  • 自信がないのか、アピールが少ない

ほとんどの面接では、自己PRや学生時代にがんばったことが聞かれますよね。これを聞くことで、企業側が知りたいのは「○○を作った」「こんな成果を残した」という成果よりも

  • なぜそれに取り組もうと思ったか
  • どこで苦労して、どんなふうに感じたか
  • どこを工夫して、どんな勉強や試行錯誤をしたか
  • 振り返ってどんな反省や感想を持っているか

……などといった達成までのプロセスやあなたの考え方なのです。そのため、自己PRには「どんなプロセスを経たからこんな成果が出せた(または出せなかった)」といった自分なりの分析が非常に重要です。

また、自己PRに自信のない人に多いのが、アピールポイントを積極的に語ってくれない人です。

例えば「おもしろそうなWebアプリを独学で作ってこられたそうですが、あまり詳しく説明してもらえなかったのでよくわからず残念でした」といった理由で落ちてしまう人がいたりします。こういう人は、企業側にも「アピールする気がないってことは、入社の意志があまりないのかな」と思われてしまいがちです。

ITエンジニアを目指す人の中には「多くを語りたくない、技術だけを見て採用してほしい」と思っている人も多いかと思いますが、企業側もあなたのことは何も知らないわけですから、「何を考えてどう行動したのか」「行動した結果から何を学んだのか」といった話は、説明がなければわかりません。

  • 志望動機が志望動機になってない

志望動機は、言えば何でもいいというものではありません。志望動機がずれていると、企業側に「何でうちを受けたの?うちで何がやりたいの……?」と思われてしまいます。

「自分がやりたいと思っていること」と「この会社でできること」の接点があるかどうかが重要です。最低でも、「私はこういうことがしたい」⇒「御社での業務はこういうことができそう」⇒「だから志望しました」といった流れがなければ、志望動機としては成立しません。

また志望動機は、一度考えたら丸ごと使い回せるようなものではありません。もちろん、例えばゲームが好きでゲーム会社を中心に受けるのであれば動機の大筋は同じ内容になるかと思いますが、企業によって作っているゲームタイトルや業務の進め方、規模や社風も違ってきますから、「御社での業務ではこういうことができそう」といった部分に関しては、応募する企業ごとに考え直す必要があります。きちんと企業研究や情報収集をして志望理由を固めましょう。

  • 素直さ、協調性が感じられない

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新卒求人の業務内容はほとんどがチーム開発ですし、新入社員はどんなに優秀な人でも、先輩社員から仕事を教わらなければなりません

そんな中で、新人のうちからあまりにも我が強い人、こだわりが強いと思われる人は「仕事を教えにくそうで不安だな…」と思われてしまいがちです。

もちろん「これが叶わない企業なら入社できなくていい!」といった強いこだわりがある場合は仕方ありませんが、面接で自分のアピールしたい話を延々と語るとか、特定の技術などに対して否定的でネガティブな発言が目立つ人はあまり歓迎されないと思ったほうがいいでしょう。

  • 緊張しすぎてしどろもどろ

面接での緊張は誰でもするものですし、すらすら話せなかったらNGなわけではありません。

しかし、あまりにも緊張しすぎて、聞かれた質問にまともに答えられないようでは問題です。

面接にはある程度慣れが必要です。ビジネスフォーマルな場で初対面の大人に囲まれて根掘り葉掘り質問されるわけですから、何の準備もなしに挑むのは無謀です。

自己PR等は、最初はおぼつかなくても場数を踏むごとにすらすらと話せるようになってくるものですから、なるべく面接の練習をしましょう。大学で実施されている模擬面接や、家族や友達を相手に練習したり、どうしても恥ずかしい場合は鏡を置いて声を出して一人模擬面接でも構いません。

こういった練習を素直にやっている人と、「恥ずかしい」「面倒くさい」「忙しい」などと何だかんだ理由をつけてやっていない人では、本番で圧倒的な差がつきます。

繰り返しますが、緊張は誰でもするものです。完璧にすらすら話せなくてもいいのです。しっかり準備していれば、たとえ多少たどたどしくなったとしても、自分の考えを相手に伝えることはできるでしょう。一方、何も準備ができていないと、最悪の場合、面接で頭が真っ白になります。たどたどしいどころか、言いたいことがほとんど言えずに終わってしまう人もいます。特に人見知りする人は絶対に準備しておきましょう。

◆改善点があるのに、振り返りが足りていない

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Photo by bradhoc
書類選考や面接で落ちた際に、「ただ単に自分に合わない企業だったんだ、よし次」と思って気持ちを切り替えるのは大切です。ただ、あまりにも落ち続ける場合は「何がダメだったんだろう?」といった振り返りが必要かと思います

振り返りが足りない人は、エントリーシートも「書けた!はい、提出」、面接の準備でも「自己PR考えた!はい、ぶっつけ本番で話す」という感じで、自分で一度考えただけで終わりにしている場合が多く、肝心な「本当にこの書き方で志望動機を分かってもらえるだろうか?」「このエピソードで自分の強みを分かってもらえるだろうか?」といった考えがありません。

できれば大学の就職課や友人、家族、先輩等に読んでもらったり聞いてもらったりして、「この書き方で自分のことを分かってもらえるかな?」「この話で自分の強みがアピールできてるかな?」といったことを確認してみましょう。

落ちたときに「単に自分に合わなかっただけ」「運が悪かっただけ」と思って切り替えること自体はよいことですし、実際にそれで落ちている場合も多くあります。しかし、就活を始めたばかりの時期ならともかく、あまりにも何社も落ち続けている場合は、何か書類や面接の中に改善できるポイントが隠れているはずなのです。

そのまま振り返りもせずに受け続けて、気が付いたら入りたかった企業は全滅……となる前に、自分を振り返って、できれば他人の協力も得て改善すべき点を潰していくとよいでしょう。実際に、それまで選考に落ち続けていたのに、振り返りをするようになったら急激に通過すようになった方は多いです。

■まとめ

まだ内定を持ってない方は、ご自分に当てはまるところがあったでしょうか。

やはり早い段階で内定を所持している人は、上記のような対策ができている方が多いです。

ただ、「そうは言ってもなかなか面接がうまくいかない」「自分のどこが悪くて落ちたのかわからない…」という方もいらっしゃるかと思います。

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