エンジニアの副業に関して、以前は副業をしてみたくても
- 本業が忙しくて時間がない
- どうやって探したらよいかわからない
などといった理由で踏み出せない方も多かった印象です。
最近はリモートワークの浸透で副業に挑戦するエンジニアも増えてきました。ちなみにpaiza株式会社でも、社員の副業はOKとなっています。
今回は、エンジニアが副業をするメリットや注意点などについて解説します。
【目次】
エンジニアが副業をするメリット
副業をするとそのぶん収入が増えるのはもちろん、それ以外にも以下のようなメリットがあります
メリット1:キャリアやスキルが広がるきっかけになる
本業とは異なる分野の副業をすれば、本業だけではできない経験や知識を増やしたりできます。
会社員として一社に所属すると、基本的には同じようなプロダクトや技術領域を取り扱うことになります。たとえばほかに興味のある分野があっても、自社の業務と関係がなければ、転職しない限り実際に仕事で使ったりすることはできません。
しかし副業をすれば、転職せずに本業とは違う分野にも経験や知見を広げられる可能性があります。こうした経験の幅が広がれば、今後のキャリアや転職活動での助けにもなるはずです。
メリット2:転職の準備ができる
副業を通して、自分の経験やスキルが他社でどれくらい通用するかを知ることもできます。
成果を評価されたり「やっていけそうだな」と実感したりすることがあれば、転職活動の企業選びや面接でのアピールもしやすくなるでしょう。
また、副業で他社のエンジニアと接したり開発チームの雰囲気を知ったりすることも転職活動の参考になるはずです。
条件が合えば、いきなり転職をする前にまずは副業から始められる企業もあります。入社前に応募先の業務を体験できれば、入社後のミスマッチも防げます。企業側の受け入れ体制が整っていれば、まずは副業から始めてみるのもよいでしょう。
副業の探し方
探し方1:知り合いからの紹介
エンジニアの転職は友人や知り合い経由の紹介が多いですが、副業の場合も同じです。
業務を請け負ってくれるエンジニアを探している人がいたら、話を聞いてみましょう。まったく知らない企業といきなり仕事をするよりも、業務内容やスキルのレベル感も知っている相手の紹介であれば、ミスマッチも起きにくいはずです。
もちろん、紹介であればトラブルやミスマッチが起きないというわけではありません。むしろ条件や金額、契約内容などがあやふやなまま業務を請け負ってしまうケースはよくあります。あとあとのトラブルを防止するには、友達同士でも最初に条件面を確認した上で契約をしましょう。
探し方2:副業案件の紹介サービスを使う
同業者の知り合いがいない、紹介を受けるのが難しいという場合は
- フリーランス向けのエージェントに登録して紹介してもらう
- クラウドソーシングサービスに登録して案件を探す
といったやり方でも副業を探せます。
こちらも条件面をしっかり確認してから請けるようにしましょう。
エンジニアが副業をする際の注意点
注意点1:自社が副業を許可しているか確認する
まずは、現職の所属企業が社員の副業を許可しているかどうかを確認しましょう。
最近は社員の副業をOKしている企業も少なくありませんが、「本業に支障が出る」「情報漏洩を防ぐ」といった観点で禁止している企業もあります。
注意点2:確定申告などについて
副業をして収入が増えたら、納める税金の額も変わってきます。
自社で仕事をしているだけの会社員なら、一般的な社会保険料や税金は自動的に引かれているため、あまり気にする必要はありません。
しかし副業での収入が増えると、自分で確定申告をする必要が出てきます。とくに今後フリーランス化を目指している方は、よく調べて対応できるようにしておきましょう。
注意点3:仕事の増加による影響
副業を始めたら、当然ですが仕事量や勤務時間が増します。
副業に使える時間、本業の納期、プライベートの時間、自分の体力や精神力などと相談しながら、とくに最初は無理のない範囲から始めましょう。
過労になって体を壊したり、どちらかもしくは両方の仕事の質が低下したりしまっては本末転倒です。
まとめ
ITエンジニアはリモートワークや副業など、さまざまな働き方やキャリアを試しやすい仕事です。副業を通して新たな経験や知見を得られる可能性も高いので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。今後のキャリアを広げるよいきっかけとなるでしょう。
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(文:谷口智香)
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