paiza開発日誌

IT/Webエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」(https://paiza.jp ギノ株式会社)の開発者が開発の事、プログラミングネタ、ITエンジニアの転職などについて書いています。

企業にも責任あり!エンジニアの採用がうまくいかない2つの理由

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photo by Radiofabrik - Community Media Association Salzburg

あなたの会社ではいい採用活動ができていますか?

paizaでは、「paiza転職」「paiza新卒」「EN:TRY」の3つのエンジニア転職・就職サービスを運営しています。今も多くの企業が採用活動をしており、いいご縁が数多く生まれています。

一方で、エンジニアの採用活動をしているが、なかなかいいエンジニアが見つからないという悩みを抱える企業も多いと思います。paizaにも、採用担当者から「どうすれば応募者が増え、いい人を見つけられるのか」といったお問い合わせが日々寄せられています。

今回は、paizaの運営担当や営業担当から、「企業のエンジニア採用が難航する理由」とその解決策について聞いてきました。

■エンジニアの採用がうまくいかない理由は主に2つ

まず結論から書くと、エンジニアの採用活動がうまくいかない理由は以下の2点に集約されます。

・応募者が知りたい情報を求人票で伝えられていない
・現場が求めている人を採用担当者がきちんと分かっていない

それぞれについて、これから詳しく見ていきます。

■こんな求人票はダメだ

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photo by Morgan Brown

応募者が増えない場合、まず気にするべきなのが求人票です。必要な情報がきちんと分かりやすく過不足なく書けているでしょうか。問題がある求人票として、細かく分けると以下の3点があげられます。

・ポジションと求めるスキルが合っていない求人票

まず1つめは、ポジションに対して求めるスキルがあっていない求人票です。「エンジニアはスキルが高ければそれでいい」と単純に考えて、ポジションに対して必要以上に高いスキルを求人票に記載していないでしょうか。

paizaの例ですと、スキルチェック()を受けていただき、スキルが高いと判定された人から順に、スキルランクS・A・B・C・D・Eとランク分けされています。企業が求人票を掲載する場合、応募に必要なスキルランクを設定していただきますが、「スキルが高いほうがいいんだからSランクの人だけ応募可にしよう」と考える採用担当者がけっこういます。もちろん、本当に技術寄りでスキルが高い人でないと仕事が回らないというポジションでしたら、Sランクだけの求人にするのは正しいです。しかし、すべての求人がそうだというわけではありません。

たとえば、開発経験がそれほど多くない若手エンジニアを募集したい場合は、Sランクがどうしても必要かというと、必ずしもそうではありません。他にも、必要なプログラミングスキルは最低限でいいが、それ以上に折衝能力が強く求められるポジションもあります。paizaのスキルランクはあくまでエンジニアとしてのプログラミングスキルを評価したものですから、Sランクの人材しかフィットしないのかというと、実はそうではないことも多いです。プログラミングスキルだけで考えてみると、Bくらいあれば十分だった、というポジションは少なくありません。

ポジションに対して適性なスキルを求めることで、応募のハードルを下げることができ、ミスマッチも起こりにくくなります。

:paizaではエンジニアのスキルを可視化するため、会員に「スキルチェック」を実施しています。獲得したランクは転職活動時にスキルの証明となり、企業側が求めるランクを満たしていれば書類選考なしで応募できます。詳しくは下記のリンクからご確認ください)

paiza.jp

・情報が少ない求人票

2つめは、情報不足。さすがに就業時間や休日などの基本的な条件が書かれていない求人票はほとんどありませんが、それ以外にも大事な情報はあります。応募者の立場に立ってみて、「これなら大きな不安なく応募できる」と思えるだけの情報を載せているでしょうか。

たとえば、どういうチーム構成で仕事をしているのか、オフィスの雰囲気がどういうものか、きちんと求人票に載っているでしょうか。

このあたりは、エンジニアに限らずどんな職種であっても応募者が知りたいポイントです。しかし、残念ながら職場環境にかんする情報が少ない、もしくはほとんど書かれていない求人票は珍しいものではありません。現場がどういうふうに仕事をしているのかがきちんと求人票に書けていないと、転職者や学生は不安がって応募をためらってしまいます。

・エンジニア目線が足りていない求人票

そして3つめは、「エンジニアだったら知っておきたい情報」がうまく書かれていない求人票です。よくあるダメな例が、「求める開発言語が多すぎる」求人票。10くらいの開発言語が募集要項に書いてある求人票はNGです。何をメインで使って開発しているのか、入社した後に何を求められるのかが応募者に伝わりません。そんな求人票では、応募者は不安になるだけです。

その他にも、デスク環境(どんなPCを使って作業をするのか、ディスプレイはいくつ使えるのかなど)や、開発の進め方も、エンジニアが気にするポイントです。このあたりをきちんと求人票に盛り込めているでしょうか。

求人票については、以下の記事でも解説しておりますので、あわせてご覧ください。
paiza.hatenablog.com

■現場が欲しい人材を採用担当者が把握できていない場合

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photo by Radiofabrik - Community Media Association Salzburg

採用活動が難航するもう1つの理由が、現場(エンジニア)の欲しがっている人材が採用担当者にうまく伝わっていないことです。これは求人票の質にも影響しますし、面接でも足かせになります。さらに、意思疎通がうまくできていないことで採用活動にかかる時間も長期化します。

もしあなたが採用担当者なら、現場が求めているエンジニア像を、正しく理解できているでしょうか。エンジニアをふんわりととらえて、一定のスキルがあればどのポジションにはめてもいいのだろうと思ってはいないでしょうか。

さきほどの求人票の項でも書いたように、エンジニアもポジションによってそれぞれ特性があります。得意分野、不得意な分野が異なるほか、開発環境やチーム構成などで向き不向きもあります。現場がどういうタイプを求めているのかをしっかりと把握できているでしょうか。ここがきちんと理解できていないと、求人票で求めるべきだった条件とはずれたものを出してしまうため、本来もっとも応募してきてほしいグループが応募する可能性を下げてしまいます。

たとえば、現場はサービスの立ち上げメンバーを求めていて、開発言語は特に厳密に絞る必要がなかったとします。しかし、採用担当はメインの開発言語がRubyなのでRubyの経験を重視すべきと思ってしまい求人票や面接でそれを強く押し出してしまった、なんてことが起こりえます。こういうずれが生じると、本来ご縁があったかもしれない優秀な人材を逃してしまいかねません。

実際にpaizaでも、エンジニアの採用がうまくいかないという採用担当者の悩みをきくことがあります。その多くで、現場と採用担当者の間での意識のかい離がみられます。特にpaizaはプログラミングスキルがあれば書類選考不要という画期的な転職サービスです。現場のエンジニアからは応募者のスキルが見られていい求人媒体だという声をいただく一方で、採用担当者からはやはり書類選考をしたいとの声をいただくことが少なくありません。そのあたりからも、スキルを重視するのかしないのか、一貫していないのだろうと推察されます。

逆に、paizaをうまくご利用いただいている企業を見てみると、エンジニア出身の方が経営者や役員を務めている企業が多い傾向があります。特にスタートアップの企業は、スムーズに採用活動を進められる傾向にあります。現場が求めるエンジニアの人物像を採用担当、経営層まできちんと共有できているからです。もちろん、採用担当がエンジニア出身でなくてもうまくご利用いただいている企業もあります。そういう企業は採用担当がいい採用活動のためにエンジニアと深く意思疎通している、もしくはしようとしていることがほとんどです。分かりやすい例ですと、paizaとの打ち合わせに、エンジニアの方を同席させる採用担当者もいます。そうすることで採用活動で求人内容のポイントのずれを少なくしているのでしょう。結果、スピード感もあり、ミスマッチも起きない、いい採用活動を進められる例が多いです。

応募者に求めるものを求人票だけでなく、意識として現場と採用担当者が共有できているか。この点はエンジニアの採用では特に強く求められます。

■まとめ

採用活動は大きなコストがかかります。企業としてもできるだけいい人材と出会いたいと考えるのは当然です。他方、応募者も今後の人生を決める大きな決断ですから、真剣に吟味したうえで、応募するかであったり、選考を進めるかであったりを決めています。企業は選ぶ側であり、選ばれる側でもあるのです。採用担当者として、転職希望者に選んでもらえるような魅力ある求人票を作り、相手の疑問を解決する面接ができているでしょうか。

今回は大きく2点をあげましたが、それ以外にもいい企業だと思ってもらえる方法はいろいろとあるはずです。「いい人がいない」と嘆くのではなく、「どうやったらいい人に応募してもらえるか」を企業側もきちんと考える必要があるでしょう。

なお、今回ご紹介した求人票や採用の進め方について、paizaでは掲載企業の採用担当様にアドバイスもさせていただいております。「こういう人をとりたいのだけどどうしたらいいか」「転職希望者は求人票でどういう情報を知りたいのか」など、できる限りサポートさせていただきますので、ぜひご活用ください

また、paizaでは、いい転職を少しでもサポートするため、日々機能の改善をおこなっています。「こういう機能をつけてほしい」といったフィードバックも随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
paiza.jp



paizaは、技術を追い続けることが仕事につながり、スキルのある人がきちんと評価される場を作ることで、日本のITエンジニアの地位向上を目指したいと考えています。

「paiza転職」は、自分のプログラミング力が他社で通用するか(こっそり)腕試しができる、IT/Webエンジニアのための転職サービスです。プログラミングスキルチェック(コーディングのテスト)を受けて、スコアが一定基準を超えれば、書類選考なしで複数の会社へ応募ができます。
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まずはスキルチェックだけ、という使い方もできます。すぐには転職を考えていない方でも、自分のプログラミングスキルを客観的に知ることができますので、興味がある方はぜひ一度ご覧ください。
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