こんにちは、谷口です。
転職を目指しているエンジニアのみなさん、企業選びの条件や、優先度などについてきちんと考えたことはありますか?
- 自分の中で譲れない条件は何か
- 年収は最低でもどれくらい必要なのか
などを考えずに適当に転職先を決めてしまうと、
- 業務内容優先で、収入は二の次と思って転職したら生活が苦しくなってきた
- 収入さえ上がればいいと思って転職したけど、仕事がハードすぎてつらい
といったことにもなりかねません。
これを防ぐには、転職前に「自分の中で優先度の高い条件とそれらの優先順位(今回の転職で何をかなえたいのか)」をしっかり考えておくのが重要です。
そこで今回は、そういった転職後のミスマッチを防ぐため、条件や業務内容などについて何を考えて検討しておくべきかをお話しします。
転職において最低限かなえたい条件について
給与面に関して
エンジニアに限った話ではありませんが、中途採用における転職の場合、企業側が転職者に求めているのは「今まで身につけてきたスキルを発揮して、なるべく早く成果を出すこと」です。
単純に、経験がある分野への転職であれば、再現性が見込めるので年収を上げる余地があるかもしれません。逆に、経験のない分野への転職を目指す場合は、年収を下げなければ転職先が見つからない…といったケースは珍しくありません。
誰だって年収はなるべく上がったほうがありがたいですよね。一方で、転職そのものが目的になっている人は
- 年収は自分一人がなんとか暮らしていければいい、それよりも楽な仕事がいい
- あの分野に進めたら収入は下がってもいい
などと考えがちです。
たしかに、現職より楽、楽しい、興味が持てる仕事に転職できるのは幸せなことです。ただ、人間は生きているとお金がかかりますから、長期的に見るとそれだけでは大変かもしれません。
ごく一般的な社会人であれば、20代、30代、40代…と年をとるほどに、パートナーができる、養う家族が増える、広い家が必要になるなどといったライフイベントの発生・ライフスタイルの変化が起きて、単純に考えるとふだんの生活に必要な額は上がっていく可能性が高まります。
最初は「実家暮らしだし自分だけなんとか食えればいい」と思っていても、しばらくしてライフイベントに支障が出たり、両親やパートナーなどが急に働けなくなったりしたタイミングで「思ったよりお金がない」と気づく方もいますし、実際にそのようなタイミングであわてて再び転職活動を始める方もいます。
仕事内容
もちろん給与だけが上がっても、業務内容がつらくてすぐにまた「辞めたい…」となってしまっては本末転倒です。
特にエンジニアの場合、事業内容(作るサービスの内容)、開発環境などが興味の持てるものかどうかは、転職時に重要な条件かと思います。
また、前職の業務内容に不満があって転職を考えている方は、その不満が解消できそうかをしっかり考えたほうがよいでしょう。
前職で作っていたサービスや開発環境に不満があった場合は、もっと興味の持てるサービスや技術を使って開発ができる企業を探したほうがいいですよね。また、前職でのキャリアパス(たとえば開発を離れてマネジメントにまわるしかない…など)に不満があった場合は、応募先にどのようなキャリアパスが用意されているかを聞いてしっかり検討する必要があります。
仕事内容ひとつとっても、サービスの内容や目的、開発環境、開発の進め方、キャリアパスなど、人によって優先したい条件やかなえたいことは異なります。
いろいろな企業の求人票を見比べたり、実際に応募をして情報を集めたりする中で、自分と向き合って
- 今回の転職で重視したい条件は何なのか
- それらの優先順位
を考えておくと、最終的な企業選びを間違えずに済むはずです。
自分に合うのはどんな企業なのか
転職自体が初めて、もしくは転職経験が少ない人の場合
- 現職に不満があって転職したいけど、どんな企業に転職すればそれが解消されるのかわからない
- 自分にどんな企業が向いているのか、どう判断したらよいのかわからない
といった不安もあるかと思います。
たとえば企業の規模や業種によって、どんな特徴があるのか、どんな人が向いているのか…といった記事もありますので、興味のある方はごらんください。
ただ、これらあくまでよくある傾向であり、当然ですがすべての企業が絶対に当てはまる共通項というわけではありません。
自分に合う企業かどうかは、実際に求人票を見比べて情報を集めたり、面接で中の人たちと話したりしながら見極めていくのが重要です。
paizaでは、多くの掲載企業が、私服で行けて企業側からも事業内容や開発業務についてなどの説明が聞けるカジュアル面談を実施しています。カジュアル面談は、一方的に質問をされるだけの面接ではなく、仕事内容や将来的なキャリアパス、必要なスキルなどについて詳しく質問することもできますので、企業や求人の情報収集にも最適です。
「paizaのカジュアル面談」について詳しくはこちら
まとめ
転職後のミスマッチを防ぐため、条件や業務内容などについて検討しておくのは重要です。
ただし、条件の優先順位や許容範囲、ここは譲れるけどこれは譲れない…などは本当に人によってさまざまですので、「自分の中で何が重要なのか」を考えてみてください。
企業選びの軸の整理や、どんな企業が自分に合うのかわからない…といったときは、paiza転職もお手伝いしますので、ぜひpaiza転職運営事務局の担当者にご相談ください。
またpaiza転職では、求人票を開発ジャンルや使用言語、給与額などだけでなく、イヤホンOK、裁量労働、副業OK、一部在宅勤務可、原則定時退社、時短勤務可、スキル研修が充実…などなど、さまざまな基準や条件で検索することができます。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
そして、paizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。