プログラミングスクールに通うコストが高く、プログラミングの学習に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。プログラミングは独学でも学習できます。今回は初心者が学びやすいおすすめの独学方法について、基礎知識や手順とともに解説していきます。
- 初心者が独学するときの基礎知識
- 初心者がプログラミングを独学するときの学習手順
- 初心者のプログラミング独学方法①:Webサイト
- 初心者のプログラミング独学方法②:入門書籍
- 独学で挫折しないように自分に適した方法でプログラミングを学習しよう!
初心者が独学するときの基礎知識
Photo by Pixabay
プログラミングと聞くと、専門的な分野で難しそうと感じてしまいがちです。初心者でもプログラミングが独学できるのか気になるところでしょう。ここでは、初心者が独学するときの基礎知識について解説していきます。
基礎知識(1)初心者でも開発環境を用意しやすい
初心者がプログラミングを行う前に、コーディングするためのエディタやプログラムを実行するための開発環境などが必要になります。ただし、最近ではWebサービスで気軽に開発環境が利用できたり、書籍で開発環境の整備方法を学習できたりします。開発環境を構築できず、初心者が独学につまずくというケースは少ないといえるでしょう。
paizaラーニングも開発環境が利用できるプログラミング学習Webサイトです。1講座3分ほどの動画でまとめられているため初心者も独学しやすく、体験版など無料で公開されている講座も多数あります。paizaラーニングの無料範囲を紹介している記事があるので、興味のある方は併せて読んでみてください。
基礎知識(2)わからないことはインターネットでリサーチできる
初心者がプログラミング言語を独学しているときに理解できないことがあっても、インターネットでリサーチすると解決することがあります。サンプルプログラムが公開されていることもあるので、自分のプログラムと見比べて誤りを修正しやすいです。自分で調べて学習することに慣れている方であれば、初心者でもプログラミングを効率的に独学していけます。
基礎知識(3)身近なツールでもコーディングできる
プログラミングは、開発環境が整っていなくても、身近なツールでコーディングできます。たとえばMicrosoftが提供しているExcelです。Excelのファイル内でVBAという言語を用いてプログラミングを行えます。Windows OSのPCであれば、Excelは必ず搭載されているので、初心者が独学でプログラミングを勉強するときにも、利用を検討してみるとよいでしょう。
初心者がプログラミングを独学するときの学習手順
Photo by Pixabay
初心者がプログラミングを独学するとき、何から始めればよいのか迷ってしまいがちです。初心者が独学するときの学習手順をまとめてみました。これからプログラミングを独学するときに、ぜひ試してみてください。
手順(1)プログラミング言語を選択する
まずは、独学したいプログラミング言語を選択します。将来開発したいアプリやシステムなどを想定して選択するのが基本です。初心者にもかかわらず、難易度が高くて理解しにくい言語を選んでしまうと、独学では挫折しやすくなってしまいます。インターネットで解説情報が入手しやすい言語が独学にはおすすめです。古いプログラミング言語を選んでしまうと、開発に使っている企業が見つかりづらくなります。マイナーな言語は就職や転職で活用しづらくなる恐れがあるので、注意してください。
手順(2)プログラミング言語の記述法を学習する
プログラミング言語でコーディングするときには、記述法を覚えておかなければなりません。たとえば、同じ処理を複数回繰り返す記述や、特定の条件を満たしたときに処理を行う記述など、さまざまなルールがあります。記述ルールはフレームワークのような存在で、一つひとつ覚えていけば初心者の独学でも実行できる処理が大幅に増えていきます。
初心者がプログラミングを学ぶのに効果的な勉強方法を紹介している記事があるので、併せてチェックしてみましょう。
手順(3)プログラミング言語を用いてコーディングを行う
プログラミング言語の記述法を学習したら、独学したルールを活かしてコーディングを行っていきます。コーディングを行ったあとはプログラムを実行しましょう。エラーが生じたときは、基本的に記述方法が誤っている行数が開発環境で表示されます。該当する行を見直し、修正をする流れです。期待した処理が実現できるまで、何度もコーディングにトライしていきましょう。
手順(4)プログラミング言語の資格試験に挑戦する
プログラミングの独学では、他者と一緒に学習するのとは異なり、スキルの習得度を把握しづらいです。スキルの習得度に少しでも不安があれば、アウトプットもかねてプログラミングの資格試験に挑戦してみましょう。試験に合格すれば、プログラミング初心者でも就職や転職でIT企業に応募しやすくなり、一石二鳥です。
独学で資格試験に落ちてしまったとしても、落ち込む必要はありません。必ず結果を分析して、理解できていないプログラミングルールを把握しましょう。弱点分野のコーディング練習に力を入れていけば、効率的にプログラミングスキルを習得していけるはずです。
初心者のプログラミング独学方法①:Webサイト
Photo by person using MacBook Pro photo – Free Computer Image on Unsplash
初心者がプログラミングを独学するときの勉強方法として検討できるのが、Webサイトの活用です。ここからは初心者の独学におすすめしたいWebサイトをご紹介していきます。気になったWebサイトがあればぜひ、独学で活用してみてください。
初心者におすすめWebサイト(1)paizaラーニング
paizaラーニングは、1本3分の動画と練習問題により、初心者でも効率的にプログラミングを独学できる入門Webサイトです。PythonやPHP、Ruby、C++など、さまざまなプログラミング言語を学習できます。
1,500社以上の求人票をもとにカリキュラムが作成されており、IT業界の開発現場で役立つスキルを身につけることが可能です。また、月額600円〜の有料プランに登録すれば、不明点をエンジニアに質問してアドバイスをもらえるので、初心者の独学でも安心してプログラミングスキルを習得していけるでしょう。
初心者におすすめWebサイト(2)Schoo
Schooとは、双方向のライブコミュニティによるプログラミングの授業が受けられる初心者向けWebサイトです。プログラミングのカテゴリーでは、PHPやJavaScript、Ruby、Pythonなどさまざまな種類の言語が取り扱われています。独学の際に気になる言語を選んでプログラミングスキルを習得してみてください。
具体的な授業の例としては、PHPの基礎を勉強する一環としてTwitter風の掲示板を作成するカリキュラムがあります。このように実用的なシステムを開発するカリキュラムの授業を受ければ、独学でもプログラミング技術に自信をつけられるでしょう。そのほか、開発環境の構築をメインとした授業もあるので、初心者でもスムーズにプログラミングの独学を進められます。
初心者におすすめWebサイト(3)ドットインストール
ドットインストールは、3分の動画でプログラミングを独学できるWebサイトです。ホームページの作り方やフレームワークを使ったWebサービスなど、7,000本近くの動画で幅広い分野をカバーしています。自分の目的に応じてプログラミングを独学できるのが魅力です。
さまざまなフレームワークを学習できるのも特徴です。ゲーム開発用のフレームワーク「enchant.js」や、代表的なWebアプリフレームワーク「Ruby on Rails」などのレッスンも用意されています。独学でフレームワークを有効活用できるようになれば、コーディングが効率的になるでしょう。
初心者のプログラミング独学方法②:入門書籍
Photo by assorted books on wooden table photo – Free Book Image on Unsplash
プログラミングは文法を学ばなければ、コーディングできません。初心者が文法を学習するときに役立つのがプログラミングの入門書籍です。ここからは、初心者の独学におすすめの入門書籍をピックアップしてご紹介していきます。
初心者におすすめ入門書籍(1)スッキリわかるC言語入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)
「スッキリわかるC言語入門 第2版(スッキリわかる入門シリーズ)」は、プログラミング言語の王様といわれるくらい代表的なC言語について、スッキリわかりやすく解説した初心者向けの入門書籍です。会社員のキャラクターとともに一緒に勉強するスタイルなので、初心者でもとっつきやすいのが魅力です。仮想開発環境も提供しているので、初心者でもパソコンやタブレットでスムーズにプログラミングの独学をスタートできます。
初心者におすすめ入門書籍(2)知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ
「知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ」は、知識のない未経験者でもプログラミングを独学で身につけられる入門書籍です。初心者に向けて「目的を作る」「作品を公開する」「人に教える」など、具体的でわかりやすい学習ステップを紹介しています。プログラミングの勉強を始めたけれど、学習方法がわからずに断念してしまったという方におすすめです。
Webページやゲーム、人工知能、作業自動化ツールなど、目的別にプログラミングの学習ルートを解説しているのも特徴です。目的がおおよそ定まっている初心者が、プログラミング学習のロードマップを把握したいときにも役立つでしょう。
初心者におすすめ入門書籍(3)アルゴリズムを、はじめよう
「アルゴリズムを、はじめよう」は、プログラミングのフレームワークともいうべき代表的なアルゴリズムを独学するのに役立つ初心者向けの入門書籍です。本書では、アルゴリズムの意味やプログラミングとの関係をおさらいしつつ、主要なアルゴリズムの種類を解説しています。
具体的には線形探索法やハッシュ探索法、クイックソートなどです。初心者のうちに本書でアルゴリズムの基本を独学しておけば、将来高度なシステムを開発するときも、無駄のない効率的なコーディングが行えるようになるでしょう。
独学で挫折しないように自分に適した方法でプログラミングを学習しよう!
Photo by Pixabay
初心者がプログラミングを独学するときに知っておきたい基礎知識をはじめ、おすすめの独学方法を紹介しました。独学への道筋が立った今、早速開発環境を構築して、コーディングしてみたいと思っていただけたのではないでしょうか。
ただ、初心者が自分に向かない方法で独学を始めると、途中で挫折してしまう可能性もあります。今回紹介したWebサイトや書籍などを参考にして、自分に適した学習方法を慎重に選び、プログラミングの独学を始めてみましょう。
まずは無料で始められるpaizaラーニングで独学を始めることをおすすめします。有料プランも月額600円〜と非常に安価で、現役エンジニアに質問できるサービスも受けられるので、自分に合うと感じた方は検討してみてください。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
詳しくはこちら
そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
詳しくはこちら