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既卒・第二新卒・未経験…ハンデがあってもエンジニアになれる3つの対策

こんにちは。谷口です。

エンジニアを目指している方の中には、既卒や第二新卒、実務未経験、職歴なし、ブランクがある方なども少なくありません。

こうした経歴の方の場合、経験者や新卒の方と比べてハンデを感じたり、「本当にエンジニアになれるのだろうか」と不安を感じたりもするでしょう。

しかし、既卒や第二新卒、職歴なしといった経歴でも、paizaでエンジニアとしての就職・転職先が決まった人はたくさんいます。「経歴が○○だからエンジニアになれない」ということはありません。

ただ、企業や面接官がひっかかるポイントではあるので、「このような応募者がどう見られているか」を知った上での面接対策は必要です。

今回は、既卒や第二新卒、実務未経験、職歴なし、ブランクがあるなどといった方が、エンジニア職の面接で見られているポイントや、面接でよく聞かれる質問やその対策について解説します。

既卒・第二新卒・職歴なしなどの経歴でも内定を獲得するための対策

自分の現状を受け入れる

例えば、就職先が決まらないまま既卒になった人が

  • なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのだ
  • 自分はもっと評価されるべき人間なのに
  • 自分が既卒になったのは学校や企業のせいである

といったことばかり考えていても、就活はなかなかうまくいきません。

就職先が見つからないまま既卒になった、新卒で入社した会社をすぐに辞めてしまった、長いブランクが発生してしまった…といった事実は変えられません。また、面接でもその経歴については必ず聞かれます。

そこで「自分は悪くないのに」「また聞かれたくない質問を聞かれた」「答えたくない、うまく答えられない」といった態度でいると、いつまでたっても就職・転職先は見つかりません。

まずは「既卒になって、就活で大変なこともあるかもしれないけど、過去は変えられない。これからできることをやっていこう」といった感じで現状を受け入れて、挽回を目指しましょう。

このような経歴になった理由を用意する

エンジニアに限った話ではありませんが、

  • なぜ既卒になったのか
  • なぜ早期に退職したのか
  • なぜ長いブランクが発生したのか
  • なぜ実務未経験からエンジニアになりたいのか

…といったことは、面接でほぼ確実に聞かれます。

例えば、既卒の応募者を面接するとき、面接官はまず「どうして新卒で就職しなかったのだろうか、どんな理由があったのだろうか(何か問題がある人なのだろうか)」と考えます。ここで怖気付く必要はありません。むしろ「こんな理由で既卒になってしまったけど、問題なくエンジニアとしてやっていけます」という話ができれば、面接通過率は確実に上がります。

まずは「当時の正直な理由」をベースに、なぜ今の経歴になっているのかを考えましょう。

ここで「正直な」と言われても、「授業をさぼりすぎたせいで、卒業が危うくなった」「就活が嫌で後回しにしていた」せいだから、面接ではとてもじゃないけど話せない…という人もいるかと思います。そんなときは、「当時はこんな考えでいたが、それは間違っていた。今は反省し、こんな考えで就活をしている」という構成で考えてみましょう。

例えば、既卒になった理由について「卒業に必要な単位が足りず、4年になっても授業をたくさんとっていて就活ができず、既卒となった。学生時代に授業よりもサークル活動やアルバイトを優先してしまったのが要因であり、今では考えが甘かったと反省している。プログラミングが好きなので、今はエンジニアを目指して就職活動をしながら、こんな成果物を作ったり勉強をしたりしている……」といった話ができたら、どうでしょうか。

「過去の自分はここが悪かった。今は反省して、こうなりたいと思って就活しているし、必要な勉強などにも積極的に取り組んでいる」といったことが伝われば、それほどマイナスな印象にはなりません。むしろ、失敗したときの振り返りや要因分析、改善ができる人だという印象になる可能性もあります。

逆に「○○のせいで既卒になってしまった(だから自分に要因はない)」といった話しかできない人はどうでしょうか。「仕事で失敗したときも、他責思考が強くて、次に生かすための振り返りや要因分析ができなさそうだな」と思われてしまいます。

これは、第二新卒で前職を早期に退職した人や、未経験からの転職を目指したい人でも同じです。「新卒で入社した企業がこんなにブラックだったから…」ではなく、「今後はもっとこんな仕事がしたい。それは前職では実現できないからこんな企業へ転職したい。実現のために今はこんな勉強をしている」といった感じで、今回の転職で叶えたいことややりたいこと、その実現のために取り組んでいることや勉強していることを話せるようにしておくとよいでしょう。

勉強したことや作ったものについて話せるようにしておく

未経験者の面接でも、勉強してきた内容やふだんの取り組みなどについては聞かれます。特にエンジニア職の場合、未経験でもプログラミングへの興味や、自分から技術を勉強する姿勢があるかどうかは重視されているのです。

経験者は今までの業務経験がアピールになりますが、未経験者の場合は「ふだんからこんな勉強をしていて、自力でこんなことはできるようになりました、証拠はこれです」といったアピールをする必要があります。今まで勉強してきた内容や、実際に作った成果物が、その証拠になります。どんな勉強をしてきたのか話せるように整理したり、成果物をポートフォリオにまとめたりしておくとよいでしょう。

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まとめ

既卒・第二新卒・職歴なし・実務未経験といった状況からエンジニアになるのは難しい…と思っている人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。paizaでも、そういった経歴からエンジニア職での就職・転職を叶えた人はたくさんいます。

そして、就職するタイミングが遅れたからと言って、その人に問題があるわけでも、その後の人生に大きな影響が出てしまうわけでもありません。

ただし、自分から積極的に動かない限り内定獲得できないのは、新卒でも既卒でも未経験でも第二新卒でも同じです。まずは、自分と向き合ったり、企業情報を集めて応募をしたり、面接でよく聞かれる質問にどう答えるかを準備したり、プログラミングの勉強を進めたりと、できることから手をつけていきましょう。


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