paiza開発日誌

IT/Webエンジニア向け総合求人・学習サービス「paiza」の開発者が、プログラミングやITエンジニアの転職などについて書いています。

フリーランス経験者が教える「会社員エンジニア」のほうがおトクな5つの理由

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Photo by Oregon State University

長田です。

3年くらいフリーランスのエンジニアをやっていたのですが、一年ちょっと前からpaiza(ギノ) に入社し、会社員エンジニアの道に戻ってきました。

フリーランスをやっていると「自由な働き方ができてうらやましい」と言われたり、会社員に戻るときには「なぜわざわざ…」と言われたりしたもんです。が、私自身「やっぱ会社員に戻ったほうがメリットがあるな」と考えての転職でしたし、今もその選択は間違っていなかったと思っています。

というわけで今回は、フリーランス時代と比較した、会社員エンジニアのメリットについて書いていきます。

会社員だけをやっていると気づけなかったことや、実際にフリーランスをやってみて初めて体感したこともあるので、会社員からフリーランスに転向するか迷っている人や、今後のキャリアの方向性について悩んでいる人にとって、少しでも参考になるポイントがあれば幸いです。

私の簡単な経歴

地方の情報系大学・大学院→都内のベンチャー企業で会社員エンジニア1年半→神奈川でフリーランスエンジニア3年弱→paiza(ギノ)で会社員エンジニア1年ちょっと

今は主にpaiza新卒の開発を担当しています。あと「エンジニアが死滅シタ世界 アンドロイドとふたりぼっちで生きろ。」の開発もしました。遊んでみてね。

会社員の前に…フリーランスのメリットとは

フリーランスだったときは

  • 働く場所や日時が自由なんでしょ
  • やろうと思えば単価の高い仕事ができて稼げるんでしょ
  • 人間関係で苦労しないですむんでしょ

みたいに思われて、うらやましがられることもありました。たしかに数年前まで、これらはフリーランスならではのメリットだったかもしれません。

でも、最近はどうですかね。今やリモートOK、裁量労働(名ばかりではなくて実質的な)OK、時短OK…などなど、自由度の高い企業はそれほど珍しくありません。

実際にpaiza転職でも、そういった条件で求人検索ができるようになっています。

paiza転職での求人検索について、詳しくはこちら

単価の高い仕事を増やして稼ぐというのも…もちろん実力のあるフリーランスになって高単価の仕事を受けまくれば、上限なく稼ぐことができないわけではありません。ただ、私みたいな普通にどこにでもいるレベル感のエンジニアが「ある程度プライベートを確保しつつ、それなりに年収をアップさせたい」なら、そういった求人を探して転職する…というほうが現実的です。今のIT業界は空前の売り手市場ですし…。

人間関係は…これよく勘違いされがちなんですが、会社員でもフリーランスでも、結局は人を相手に仕事するんだから、どっちにしろ人間関係の問題を避けて通ることはできません。

というわけで、エンジニアに対して自由度の高い労働環境を準備している企業が増えてきた昨今、フリーランスでしか享受できないメリットというのは、ほとんどないんじゃないかな?と思います。

いや、ほとんどないは言い過ぎか…。さきほど言った、年収の上限がないのは、めちゃくちゃ実力がある人にとってはメリットですね。日本で会社員エンジニアとして何千万もの年収を得るって、現実的には結構難しいと思いますので…(でもそういう人は海外で転職したほうがいいかも…)。

あとは、フリーランスなら好きなときに長期休暇をとろうと思えばとれるというのが、メリットといえばメリットかもしれないです。会社員の有給とは違ってその期間は無給ですが。

会社員エンジニアとして働くメリット

では具体的に、会社員として享受できるメリットの話です。

ひとまず毎月安定した収入が得られる

とりあえず仕事をしていれば、毎月一定のお給料がもらえます。極端に言うと、やる気が出なくてあんまりやってないときも、病気や私用で休んだ日があっても、成果がふるわなかったときも、もらえます。

会社員の人は「そんなん当たり前やん」と思うかもしれませんが、フリーランスだと、自分で受注して、ちゃんと成果物を出したぶんのお金しか入ってきません。

もちろんさっきも言った通り、ものすごい実力あるフリーランスエンジニアの場合、一人で一千万・二千万稼ぐみたいなのも不可能ではないですから、そういった人はフリーランスをやっていたほうが収入を増やせるのかもしれません。

ただ、私ぐらいの別にすごくないエンジニアだと、すでに受注実績がある企業を相手に、単価を上げてもらうこと自体がめちゃくちゃ大変です。「あの〜単価を上げてほしいんですが…」っていう交渉も、自分一人で会社相手にやらないといけないですし、「え〜、じゃあもう君には頼まんわ…」と言われてしまう可能性だってあるので、実際できるかっていうと…うぅん…。

で、単価が上げられないとなると、収入を上げる(≒生活基盤をある程度整える、貯金を増やす、不測の事態に備える)には、仕事量を増やすか、もっと高い単価で発注してくれそうなお客さんを探すしかないですし、やっぱりそれはそれで大変です。

仕事を通して自分のできる範囲を広げられる

私の場合、ここにメリットを感じて会社員に戻ってきた、みたいなところがあります。

というのも、フリーランスの場合、基本的には「今できること」をベースにした依頼しか来ません。

私の経歴で言うと、大学~一社目で身につけたスキルでできる内容、やったことがある内容の仕事しか来ないって感じですね。そのため、私はフリーランスになったことで、仕事を通して「挑戦」や「新しい経験」をするのが難しくなっていました。

もちろん自分で勉強したり、勉強会に参加したりもしますけど、肝心の仕事では実績が作りづらい、という話ですね。

あと、一人でやってると当然ながら同僚や上司と「ここはこうしたほうがよくない?」とか「最近こういう勉強してるんだよね」みたいな話をする機会はありません。コードレビューもないし。

自分の作ったもの、書いているコード、使っている技術がベストなのかもわからないというのは、結構きついもんです。「自分はこの仕事を通して成長できているのだろうか…できてないだろうな…だって一社目までの貯金でできる仕事しかしてないもんね…」って感じでした。

もちろん、会社員エンジニアをやってさえいれば世界が広がるというわけではありません。大事なのは、今の自分のレベル感や伸ばしたい方向を把握した上での企業選びですね。

私も転職活動をしていたときはそのあたりと、あとは「エンジニアチームに自分よりレベルが高いエンジニアが多いか?」を重視していました。

実際会社員に戻って、仕事を通して「自分のできる範囲」がものすごーく広がりましたし(それなりに大変ではありますが)、勉強になることも多いです。

開発に適した環境を会社が用意してくれる

PCとかディスプレイとか有料ツールとか…会社が用意してくれますから、これは最高ですね。あと椅子、みんな大好き高い椅子。

弊社ではこれ買ってもらっています。

(まぁ私はスタンディングデスク使って立って開発している時間が多くて、あんまり椅子使ってないんですが…。立って開発している理由はこの記事に書いています)
paiza.hatenablog.com

あと、先日私のMacが故障してしまったときも、代替機がすぐに登場して、会社の金で修理に出せたので、業務にはほとんど支障が出ませんでした。

会社員の人は「そんなん当たり前やん」と思うかもしれませんが、フリーランスだと、マシンも代替機も有料ツールも椅子もその他もろもろも全部自分で用意しないといけませんので…。

税金や年金や健康保険など、お金の手続きをしなくていい

会社員の人は「そんなん当たり前やん」と思うかもしれませんが、フリーランスになったら、自分で納めないといけません。自分で確定申告もしないといけません。

その点、経理専門の部門があって、全部いい感じにやってもらえる会社員は最高だなと思います。フリーランス時代の確定申告は超大変だったので、私はもう二度とやりたくないです…。(お金を払って税理士さんに丸投げできるぐらい売り上げがある人になれれば気にしなくていいのかもしれませんが…)

お金の話が出たからついでに言うと、フリーランスには失業保険などもありませんから、ずっと定期的に受注できていた仕事がなくなったとしても、失業手当などはもらえません。

IT健保、健康診断、書籍代・勉強会参加費補助などの福利厚生や有給休暇などの制度

会社員の人は「そんなん当たり前やん」と思うかもしれませんが、フリーランスになると、こういうのが一気になくなります。

あと、私はpaiza(ギノ) に入社してからすぐにフリーランス時代の不摂生がたたって謎の奇病で入院したのですが、このときも「あ、あの仕事をしないと…来月の収入ゼロやんけ…」といった心配をする必要がなく、とってもありがたみがありました。倒れたのが会社員になってからでよかった。(よくない)

(ちなみに、謎の奇病で入院したのをきっかけに健康オタクになった話をこの記事に書いています)
paiza.hatenablog.com

有給の話が出たのでついでに言うと、労働基準法というのは基本的に会社員向けの法律でして、フリーランスは適用外です。フリーランスは法律的に労働者ではないという扱いなんですね。そのへんをちゃんと勉強して自衛しておかないと、発注元の企業にいいように搾取されてしまう可能性がありますから、注意しましょう…。自分のために「No」と言えない人は、特に注意です。

まとめ

まとめると

  • 今は働く場所や日時などに縛りが少なく、自由度の高い企業も増えてきているから、そういった企業に入社できれば、フリーランスという立場にこだわる必要はないのでは?
  • ものすごく実力があれば別だけど、フリーランスで手取り年収を上げるのは結構大変なので、会社員としての転職を狙ったほうが手堅く年収アップさせられる可能性が高いのでは?

みたいな感じですね。

もちろん今回書いたのは私個人の経験に基づく話で、当然ですがどんなエンジニアにも当てはまるわけではありません。私は総合的に会社勤めの方にメリットを感じて転職した人間なので、かなり会社員寄りの内容になってしまいましたし…。

ただ、憧れだけで会社を辞めてフリーランスになっても、おそらくは想定していなかった壁にぶち当たってしまうと思いますし、「そもそもなぜなりたいのか?」を突き詰めて考えると、「それって別にフリーランスじゃなくてもできるんじゃない?」となるかもしれないですから、しっかり考えてから決めたほうがいいと思います。

実際、私は転職活動をしていたときに「新卒のときに比べたら、自由な企業の求人がいっぱいあるな…」と感じましたし、今も就職・転職に関するサービスを作りながら「自由な企業の求人が増えてきてるな…」と感じているので…。

一度そういった企業を探してみて、そこで満足できればそれはそれでいいし、やっぱり「いや自分がやりたいことはフリーランスでしか実現できない」「フリーランスになったほうが(税金などを差し引いても)よっぽど稼げるわい」と思うのであれば、そこで改めてフリーランスになるのもいいんじゃないでしょうか。

フリーランスになるにしろ、会社員になるにしろ、そこで「何がしたいか、どうなりたいか」という目的が大事なんだと思います。


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