昨年4月から、paizaラーニングの動画レッスン制作ディレクターとして新卒入社して一年がたちました。はえぇ〜。
というわけで今回は、この一年で学んだことを振り返ってまとめていこうと思います。
スタートアップや自社サービスを開発している企業に就職したらどんな感じなんだろう? と気になっている人や、paizaの中の人ってどんなことしてるんだろう?と思っている人の参考になればと思います。
入社の経緯
学生時代は情報系の専門学校に通っていて、当時からpaizaラーニングの動画制作をお手伝いするアルバイトとして働いていました。
で、就活する時期になって、まぁ情報系だったのでそのままエンジニア職の求人に応募したりしていたのですが、そこまですっごく「絶対エンジニアになりたい!!」とまでは思っていなかったんですよね。
で、ちょうどそのときpaizaラーニングが中途でディレクターを募集していたので、「わたくしずっとバイトでがんばってきた者ですが? 新卒ではだめなんですか?」と聞いたら「まぁいいけどさぁ…」と選考を受けさせてもらって無事に内定し、今に至ります。
ちなみに学生時代の動画制作のバイトは1回面接で落ちていたんですが、急な欠員で復活合格になりました。世の中なにがあるかわからないですね。
あと、同じチームで2年先輩の青木さんも学生時代からpaizaでバイトしていて、当時から中途募集しかなかったところに無理やり(?)新卒で入社しているので、まぁpaizaラーニング開発チームはそういう人の集まりですね。
普段どんな仕事をしているのか
paizaラーニングの動画レッスンのコンテンツ制作をしています。
paizaラーニングは、動画レッスンの企画、原稿制作、声優さんのナレーション収録、動画制作、公開、お問い合わせ対応まで、いろいろな人のいろいろな作業が発生します。その流れをスムーズにできるように日々努力している…つもりです。
paizaラーニングはこちらです。動画を見ながらブラウザでコードを書いて実行することで、プログラミングが学べます。無料のコースもありますのでぜひ触ってみてください!
最近は、プログラミング練習問題の解説生配信のお手伝いもしています。プログラミング問題に挑戦するきっかけやヒントになるコンテンツを増やしたいのと、生配信という双方向のコミュニケーションができる場で、paizaラーニングとして何かできないかと考えています。
生配信時はツイッター(@paiza_learning)で時間やURLをツイートしていますので、ぜひご覧ください。配信はpaizaとしても初めての試みなのでまだ実験的でわちゃわちゃしているときも多いですが、感想やご要望などありましたらぜひリプライで教えてください!
過去の配信内容も見られるようになっています。
www.youtube.com
この1年で学んだこと
エンジニア職ではないのですが、仕事としてプログラミングをしたり調べたりすることもかなりあって、共通する部分もあると思うので、エンジニアを目指している方にも参考になる部分があればと思います。
いつでも機嫌いい人は一緒に仕事しやすい
最近ちょいちょい心理的安全が大事だよね、みたいな話が出てきますが、まぁふつうにそうですよね。仕事抜きにして考えたら、誰だって機嫌にムラのある人には話しかけたくないし、面倒くさいし、関わりたくないし、そんな人がいるチームはやりづらいはずです。
www.slideshare.net
私はなるべくそう思われたくないのと、むしろいつでも誰でも話しかけやすい人間になりたいので、仕事中は意識して自分の機嫌をとるようにしています。
仕事はチームでするもんですから、「スキルがあればコミュ障でも機嫌悪くてもえらそうでもいい」みたいな話はまじで平成に置いていきたいですね。
会議は話し合いの場ではなく、意思決定の場
paizaラーニングを作るにはいろいろなことを決めなければならないので、会議が結構あります。
で、すんなり進む会議って、あらかじめ参加者全員が本日の議題とゴールについてを把握しているんですよね。できる人は、事前にSlackや雑談で課題点や情報をメンバーに共有していて、会議ではスムーズに意思決定が進む…というパターンを実行しています。
これができていると、会議が早く終わるし、「この場で決めなくていい話」に脱線してむだな時間を消費しなくて済むのでいいですね。(そっちの話題はそっちの話題で、ブレストやゆるくしゃべりましょうや的な場を設ければよいので)
自分も「これは通したいぜ」と思う案がある場合は、事前に根回しをするようになりました。根回しっていうと、なんかやらしいテクニックみたいなイメージがあるかもしれませんけど、要は事前に「今回これ決めたいでーすやりたいでーす」と共有するだけです。
数値を前提として話すべし
たとえばpaizaラーニングチームであれば、あのレッスン人気があるよね、逆に最近この数値落ちてるよね、それはたぶんこんな要因があるよね、みたいな話は肌感覚でわかります。当事者だし、数値も自分たちで追っているので、そりゃそうですね。
逆にほかのチームの人には、そういった細かい話って伝わりにくいですよね。社員全員がサービス全体を把握しているわけではありませんから。
だから、所属チームを超えて何か提案したいときは、問題の深刻さというか、動かぬ証拠というか、数値データを提示するのが一番ですね。わかりやすいし、説得力もあるし、素早い意思決定につながります。
ふだんからいろいろな角度で数値を集めたり、それを分析したりしておくのも大事ですね。
意見が対立したときにどうするか
仕事をしていると、誰かと意見が対立する場面なんてしょっちゅう発生しますよね。自分とまったく同じ人間なんていないので。
たとえばなんらかの問題点が見つかったときって、自分だけで解決できるケースなんてそうそうないですよね。同じチームのみんなとか、あるいはチームを超えた担当者の人とかにも問題を伝えて、必要な担当者みんなで改善にむかって動かないといけない。
そういうときって、なんとなく伝えるだけだと「それって今すぐ対処すべきなの?」となってしまいます。もちろんみんな日々の業務があるし、もっと緊急度の高い問題解決にあたっている場合もあるので、実際後回しにせざるを得ない場合もあります。そこは自分もくみ取らないといけないです。
ただ、早く解決すべき問題が後回しになってしまうのは避けたい。で、そういうときは伝え方が悪かったり、説得力に欠けていたりするので、そのへんを改善して、また伝える…ということをします。
あと、やっぱりそういうときこそ機嫌よく伝えるのが大事だなと思います。機嫌が悪い人は面倒くさいので。
自社サービスに愛着を持つのは意外と難しい
これは入社してすぐに一番困った部分です。というのも、paizaラーニングはまだまだ足りない部分が多いサービスで、残念ながらすぐにユーザーの方からのご要望に答えられないケースもあります。
そういうとき、最初はマイナス面ばかり目についてしまって「すぐに改善もできないなんてェ…なんてイケてないサービスなんだろうぉ…」と思ってしまうことがありました。
でも、少なからず「使ってて役に立ってるよ、これからも期待してるよ」と思ってくれている人もいるんですよね。
社員になってから、ユーザーヒアリングなどにも参加するようになったのですが、「paizaラーニングを見て初めてクラスが理解できて助かった」と言われたときは「じ、自分たちのサービスが役に立ってる〜!!!」と実感がわいてすごくうれしかったです。
もちろんまだまだな部分も多いのですが、もっとみなさんに満足していただけるサービスにできるように改善していきたいです。
まとめ
振り返ってみると、一年目はとにかく目の前の業務をがむしゃらにやるぜ〜という年でした。一年目なんてそんなもんやろ…と言われればそうかもしれませんが、目の前のことばかりに注力しすぎて、中長期的な視点が持てなかったのが課題点ではあります。
2年目は(もう始まってますけど)、目の前の通常業務を安定的にこなすのはもちろん、もっと中長期的な未来を見据えた仕事や提案ができるようになりたいなーと思います。
「paizaラーニング」では、未経験者でもブラウザさえあれば、今すぐプログラミングの基礎が動画で学べるレッスンを多数公開しております。
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