Javaに興味があるけれど、どのような勉強方法があるのかわからず、学習に踏み出せない。今回はそんな方のために、Javaのおすすめ学習方法を3つご紹介していきます。これからJavaを学習する際にぜひ参考にしてみてください。
Javaとは？
Javaは、世界中で利用されている人気のプログラミング言語です。1995年にサン・マイクロシステムズから公表されました。用途は多岐わたっており、スマートフォンで利用されるAndoroidアプリや、金融機関の業務システム、SNSサービスのTwitterなどの開発などが良い例です。
また、私たちが身近に利用している冷蔵庫やテレビ、洗濯機といった家電製品のシステムにもJavaが活用されています。そのため、エンジニアからの圧倒的支持率とシェア率を誇っていることから、人気の高い言語と言われています。
Javaの特性に関して解説している記事もありますので、興味のある方はチェックしてみてください。
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Javaを学習するメリット
この世には、さまざまなプログラミング言語が存在していて、それぞれ特徴や文法なども異なります。どのプログラミング言語を学習すべきか迷っている方のために、参考としてJavaを学習するメリットを解説していきます。
Javaを学習するメリット①効率的に開発できる
Javaではさまざまなライブラリがそろえられています。ライブラリとは、特定の役目を果たすプログラムをほかのプログラムで引用できる状態にしたファイルです。ライブラリを利用することで、プログラミングの作業を簡単にできます。
具体的なライブラリとしては、画像処理に役立つ「OpenCV」や、CSVテキストにアクセスできる「OrangeSignal CSV」、ソースコードを構文解析できる「JavaParser」などがあります。Javaを学べば、効率的にプログラミングできるようになるでしょう。
Javaを学習するメリット②さまざまなデバイスで利用できる
作成したプログラムがデバイスによって動作しなければ不自由です。その点、JavaはJVM（Java Virtual Machine）によってOSを問わずプログラムを動作させる機能を備えています。JVMとは、Javaのプログラムを解析して対象のOSで実行できるコードに変換する仮想マシンです。JVMのおかげでWindowsやMacなどでもプログラムが動作します。
Javaを学習するメリット③転職で役立つ
Javaは、汎用性が高い言語であることから、ほかのプログラミング言語と比べて求人数も多い傾向です。したがって、Javaを習得すれば選べる求人が多くなるので、希望する条件の仕事を見つけられるチャンスが増える可能性もあります。転職を優位に進めたい方は、Javaの学習をぜひ検討してみてください。
Javaの学習を始める前の基本知識
プログラミングを学習するには最低限の用語を知っておかなければなりません。Javaの学習を始める前に基本知識を学んでおけば、理解度が高まりやすくなります。ここからはJavaの学習を始める前におさえておきたい基本知識を解説していきます。
基本知識①クラスとメソッド、引数、戻り値
クラスは実行したい処理をまとめた記述です。クラスの中にはメソッドと呼ばれる特定の処理を行うための記述も含まれます。クラスとメソッドの文法は以下の通りです。
class クラスの名称{メソッド名(引数){ // 実行処理 メソッド本体 }}
引数とは、データを処理するときに渡す値です。数値だけでなく、文字列なども処理の対象となっています。引数を複数使用するときは、カンマで区切るのがルールです。ちなみに、引数を渡してデータが処理されて戻ってくる値は戻り値と呼ばれます。
基本知識②オブジェクト指向
オブジェクト指向とは、プログラムの機能を区別して、それぞれを部品として組み合わせる考え方です。過去に作成したプログラムを再利用できるので、システムを効率的に構築できます。同じプログラムを別々に作成すると、修正が発生したときも個別に修正しなければなりません。しかし、オブジェクト指向によるプログラミングでは、一つのプログラムだけを修正するだけで済みます。メンテナンスの負担が減る点も大きなメリットです。
オブジェクト指向をもっと学びたい方は、オブジェクト指向を無料で学べるコンテンツについてまとめた記事があるのでこちらもチェックしてみてください。
基本知識③コンパイル
コンパイルとは、プログラミング言語で記述されたソースコートを分析し、コンピューターが実行できるプログラムに変換する工程をさします。コンパイルの際にコードの誤りがあると、コンパイルエラーを生じることがあります。その際にエラー内容が出力されるので、表示内容をもとにコードの修正を行わなければなりません。
Javaの学習方法①：独学サイトで習得する
最近ではインターネット環境を利用して効率的にJavaを学習できる独学サイトがさまざま登場しています。Javaを独学で勉強するときの心強い味方となってくれます。代表的な独学サイトをご紹介するので、気になったサイトがあればぜひ活用してみてください。
Javaの学習におすすめのサイト1:Progate
Progateとは、プログラミングで人生の可能性を広げるための独学サイトです。JavaをはじめHTML&CSSやPHP、Rubyなどさまざまな言語を取り扱っています。ブラウザでプログラムを実行できる環境が整っているので、インターネットとパソコンがあれば勉強を簡単にスタートできるのが便利です。Javaに関しては、コードの書き方やデータ型、変数をはじめ、条件分岐や繰り返し処理などを学べます。
Javaの学習におすすめのサイト2:paizaラーニング
paizaラーニングとは、動画を使ったオンラインのプログラミング入門者向け学習サイトです。 Javaの学習講座に関しては4つのコースがあり、体験編から応用編まで用意されています。一部無料で動画視聴と演習問題の利用ができ、1つの講義動画は約3分となっているため手軽に始められることが魅力です。また、paizaラーニングの有料プランも月600円からと破格で、1,000を超える動画と演習問題が利用可能な上、講座についてわからない所をエンジニアに質問できるサービスが受けられます。エンジニアに質問できる環境はなかなかないので、わからないことが多い初学者におすすめです。
Javaの学習におすすめのサイト3:Schoo
Schooとは、大人がずっと学び続けられる生放送コミュニティサイトです。動画を視聴した方のコメントも確認できるので、ほかの受講生のリアクションまで確認でき、臨場感あふれる環境でレッスンを受けられます。動画は自分のペースで視聴できるため、ライフスタイルにあわせた学習も可能です。授業を受ける前の準備として、Javaの開発環境をインストールする手順まで紹介しているコースもあります。
Javaの学習におすすめのサイト4:ドットインストール
ドットインストールとは、動画でJavaのプログラミングが学べる独学サイトです。Javaが動作する原理やコンパイル・実行、データ型などを含めてさまざまなテーマを学べます。無料で学習できるテーマもありますが、すべての動画を視聴するには有料のプレミアム会員にならなくてはなりません。有料会員になると動画の速度を0.7倍速から2倍速まで調整できます。理解度に応じたスピードで学習を進められるのも便利です。
ここで紹介したサイト以外のJavaが学べるプログラミング学習サイトが知りたい方は、こちらの初心者向けのJava学習コンテンツがまとまった記事をご覧ください。
Javaの学習方法➁：初心者向けの書籍で習得する
Javaを勉強するとき、サイトを閲覧するには、パソコンやスマートフォンを起動しなくてはなりません。ひと手間かかるので、勉強をするのが億劫になってしまうことがあります。その点、書籍であればページをめくるだけでも気軽に学べます。ここからは初心者向けの書籍をご紹介していきましょう。
Javaの学習におすすめの書籍1:スッキリわかるJava入門 第3版
スッキリわかるJava入門は、会社員の登場メンバーのやり取りを通してJavaのプログラミングを簡単に学べる入門書です。Javaの難所といわれるオブジェクト指向についても、RPGの製作をたとえにして説明しているので、イメージが湧きやすくなっています。付録としてインストール不要の仮想環境が提供してもらえるので、パソコンやスマートフォンからJavaを学習できます。
Javaの学習におすすめの書籍2:ゼロからわかる Java超入門
ゼロからわかる Java超入門は、基礎に絞って解説したJavaの入門書です。プログラミングの知識がゼロであってもJavaの基本を学習できます。プログラミング動作の仕組みやJavaでソフトウェア開発するためのJDKのインストール手順まで解説しているので親切です。章末には練習問題が収録されており、アウトプットで知識の定着できます。
![ゼロからわかる Java超入門 [改訂3版]](https://m.media-amazon.com/images/I/51C1fDfFXPL._SL500_.jpg "ゼロからわかる Java超入門 [改訂3版]")
Javaの学習におすすめの書籍3:Javaの絵本 第3版 Javaが好きになる新しい9つの扉
Javaの絵本 第3版 Javaが好きになる新しい9つの扉は、わかりやすさと親しみやすさをコンセプトにしたJavaの学習書籍です。プログラミングで入力する内容と、実際の画面に表示される実行結果も記載されていて実践的です。絵本のように豊富なイラストが含まれており、要点が簡単にまとめられているため、初心者でも学びやすいでしょう。Javaの学習で挫折してしまった方におすすめです。
他のおすすめの書籍も知りたいという方は、こちらのJavaの勉強に適したプログラミングサイトと書籍の記事をご覧ください。
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Javaの学習方法➂：資格の取得で習得する
Java言語を学習するときにおすすめしたい学習方法の一つが資格取得です。文法を学習できるだけでなく、試験に合格すればJavaエンジニアへの転職でスキルを証明する武器にもなります。また、オンラインサイトや書籍で学習するとインプット学習に偏ってしまい、知識が定着しづらいケースもあります。資格の学習では試験問題を解いてアウトプットしなければならないので、必然的に知識が定着しやすいです。
代表的なJavaの資格が、Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE 認定資格です。エンジニアの経験がなくても独学で取得できる難易度なので、Javaの初心者・入門者でもチャレンジできます。学習して合格すれば、Javaによるオブジェクト指向プログラミングの基本知識があることを証明できます。
まとめ
以上、Javaを学習するメリットをはじめ、Javaを勉強するときのおすすめの方法を解説しました。Javaを学習する方法はさまざまあることがわかり、早速学習をスタートしてみたいと思えた方もいるのではないでしょうか。
Javaを学習したあとにJavaを応用してみたいと思った方もいるかもしれません。その場合、Webサイトを作るJavaの使い方もおすすめです。エディタや統合開発環境、Webサーバー、データベースなどのツールも必要になるため、開発のスキルがさらに身につきます。ぜひWebサイトの制作にチャレンジしてみてください。
何から始めようかお悩みの方は、まずpaizaラーニングでJavaの講座を無料体験してみましょう。手軽に始めてみて自分に合うと感じた方は、paizaラーニングの有料プランに進むことをおすすめします。
他のJavaに関するサイトや書籍が気になる方は、こちらのJavaの基礎知識が身につくサイトと書籍を紹介している記事もおすすめなので併せて読んでみてください。
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