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【23卒】内定率はすでに65%超!就活で出遅れた人が今すぐやるべきこと


こんにちは。倉内です。

6月は、23卒学生を対象にした「採用選考解禁」と言われる時期ですが、実態としてはすでに約6割が内定を得ているという調査結果もあり、焦りを感じている就活生の方もいらっしゃるかもしれません。

一方、内定を得ているものの納得のいくまで就活をつづける方も少なくないため、就活のスタートが早かった方と遅かった方との経験値の差が現れるころでもあります。

もちろんまだまだ23卒採用をおこなっている企業もあります。6月にどれだけ行動できるかが鍵と言ってもよいでしょう。

今回は、そういった状況を踏まえ、特にこれから本腰を入れて活動をする方に向けて、今後就活を進める上で重要なポイントをお伝えします。

データで見る23卒の就活概況

冒頭でもお伝えした、23卒の内定状況について、「就職みらい研究所」(リクルート)の調査結果を見てみましょう。

shushokumirai.recruit.co.jp

5月15日時点、23卒全体の内定率は65.4%となっています。


(出典)就職みらい研究所「就職プロセス調査(2023年卒)

文理で見てみると、文系が62.2%、理系が73.1%と理系が10%ほど高い結果が出ています。昨年同期比で見て、23卒のほうがいずれも高い値となっているようです。

つづいて、内定取得先企業の業種を見てみると、「情報・通信業」が飛び抜けて高い数値となっています。これは昨年も同様の傾向でした。


(出典)就職みらい研究所「就職プロセス調査(2023年卒)

背景には新卒・中途問わず優秀なIT人材の確保に企業が奔走しており、早期囲い込みのため選考から内定までも早い時期に進んでいるものと思われます。

「就職活動の終了と継続の意向」の結果も見てみましょう。


(出典)就職みらい研究所「就職プロセス調査(2023年卒)

5月の調査時点で内定を得ていても、「来月中(6月中)に就職活動を終了しようと思う」「来月(6月)以降も活動を継続しようと思う」と回答したのは合わせて約60%でした。

すでに内定を得ている人たちは、選考のプロセスをひととおり経験しており、いい意味で余裕も生まれてきます。これから就活を始める人は、こういった層がライバルになる可能性があるということも念頭に置いておく必要があります。

コロナ後就活ならではのお悩み別対策

これまでオンラインだったのに最終面接だけ対面で不安

コロナ禍ですっかり定着したオンラインでの面接。23卒のみなさんもすでに経験済みの方も多いですよね。

しかし、対面での面接の機会がないまま、最終面接だけ対面ということに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。先日ITmediaで公開されたアンケート調査結果からも伺えます。

(参考)23卒就活生が感じる不安 「最終面接だけ対面で、うまく話せず」:熱意を伝えられるか - ITmedia ビジネスオンライン

一次・二次の面接はもちろん、インターンや説明会、授業やゼミなどもすべてオンラインで受けてきた場合、突然対面でとなると「思うように力を発揮できないのでは…」と不安を感じるのは当然だと思います。

対策はやはり慣れること以外にありません。そのためにも面接練習を対面でおこなってしっかり準備をすることをおすすめします。

本番気合でなんとかなると思っている方も多いのですが(かつて就活生だったわたしもそうです……)面接練習をするのとしないのとでは大きな差があります。学内の就活支援課の予約がなかなか取れない場合、友人でも家族でもゼミの先輩・後輩でも誰でもいいので対面で練習をお願いしてみましょう。客観的なフィードバックも非常に役立ちます。

その際は、paizaの「就活成功ガイド」で公開している面接対策もぜひ参考にしてみてください。

行き当たりばったりではなく、準備をして臨む面接は通過率が目に見えて変わります。

OB・OG訪問ができておらず情報収集不足

昨年より状況は落ち着いているとは言え、対面で約束を取り付けるのが難しい状況がつづいていると思います。また、単にツテがなく機会がない方もいるでしょう。

思ったように志望度の高い企業の情報収集ができていないと感じている方は、企業が公開している社員インタビューなどできるだけ生の声に近い情報を多く集めてみてください。

所属を明らかにしている方ばかりではありませんが、エンジニアであればSNSで情報発信をしている方も多いので、開発に対してどのような姿勢を持っているか、どのような働き方をしているかといった部分は参考にできます。

paizaが運営する「Tech Team Journal」というメディアでは、エンジニア組織のリーダーや、CTO、VPoEの方へのインタビュー記事を多数公開しています。メンバークラスとはまた目線の違った内容のインタビューをお届けしていますので情報収集の一環としてお役立てください。

ttj.paiza.jp

また、paizaサイト内では求人掲載企業の採用担当者、新人エンジニアの方へのインタビュー記事も公開しています。

友人と会う機会が少なく周りの状況が見えず不安

さきほどの調査結果を見ると、「もしかしてIT企業って採用活動が終盤に差し掛かっているのでは…?」と不安に思った方もいるかもしれません。

ただ、大手企業の選考が6月に一気に進むため、内定者の辞退を見込み採用を継続している企業も多くあります。辞退者が出たため23卒採用を再開する企業もあります。

paiza新卒」では、23卒学生を積極採用している企業を特集しており、2022年6月2日時点で170件近くの求人を公開中です。通年採用企業もあるので、23卒向け求人では300件ほど公開しています。


ITエンジニアを目指す23卒学生が今やるべきこと

ITエンジニアに特化した就活サイトを使おう

明確に「エンジニアになりたい!」という意思がある場合、ITエンジニアに特化した就活サイトを使うことをおすすめします。特にプログラミングスキルや大学での研究成果に自信がある方は、それらをきちんと評価してもらえる仕組みがあるところを選びましょう。

paiza新卒では、スキルチェックというサービスでプログラミングスキルをS・A・B・C・D・Eの6段階で評価し、そのランクを取得することで求人に応募ができます。企業が求めるランクさえ取得していれば、そのまま面談・面接に進める求人も多くあります

Sがもっとも高いランクですが、Bランクを取得できれば応募できる求人がぐっと増えて就活が有利に進められるようになります。

このスキルチェックは制限時間以内に問題文から要件を読み取って、コードを書き、テストケースを通過させるというスキルが必要で、エンジニアの選考で課される技術試験(技術面接、コーディングテスト、とも)の対策にも使えます。

paizaのスキルチェック

また、練習問題として使える、時間制限がなくテストケースや解答例・解説を参照できる「レベルアップ問題集」もご用意していますのでご活用ください。

自己学習や成果物をアピールしよう

昔は「プログラミングに興味があります!」というだけでプラス評価になるような時代もありました。しかし今や誰でも(しかも無料で)ある程度プログラミング学習を始めることができるため、興味があるどまりでは物足りなく、学生時代どのくらい取り組んだかを問われることも多くなってきました。

ここでレバテックが新卒エンジニア採用担当者を対象におこなった調査結果を見てみましょう。

(参考)レバテック、新卒エンジニアに求められるプログラミングスキルに関する調査結果を発表:CodeZine(コードジン)

企業が新卒エンジニアに求めるプログラミングに関する経験は、「ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格取得」(43.6%)がもっとも多く、つづいて「授業以外での成果物作成経験」(27%)、「書籍や参考論文等での自己学習」(23.5%)となっています。

新卒なのでポテンシャルや伸びしろを重視する企業が多いのはもちろんですが、これまで取り組んだことをアピールしないのは勿体ないです。個人でアプリやWebサービスの開発経験があれば、選考に備えてポートフォリオ*1にまとめておきましょう。

その際は、なぜそのアプリやサービスをつくろうと思ったか、なぜこの技術や言語を採用しようと思ったか、苦労した点・工夫した点などもまとめておくとよいでしょう。もし話すのがそれほど得意でなくとも、実際にものを見てもらって評価をしてもらえます。

動画講座のレッスン「ポートフォリオ制作」では、HTMLとBootstrapを使って、実際のポートフォリオページを作る方法が学べます。

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面接ごとの特徴を知り適切な対策をしよう

よくいただく質問に「一次・二次の面接と最終面接では何が違いますか?」といったものがあります。

面接で聞かれることが違うという視点よりは、誰が面接官として出てくるか、つまり会社でどんな役割を担っている人が面接を担当するかに注目したほうがよいでしょう。

一次・二次面接

主な面接官:人事担当者、先輩エンジニア、開発チームのリーダーなど
評価のポイント:新卒エンジニアとして最低限のスキルがあるか、うまくコミュニケーションがとれるか

序盤は迷ったら「残す」判断を下す。特に一次では志望動機よりも「一緒に働く仲間としてどうか?」といった人間的な部分に着目している。企業や職種によるものの、第一印象やガクチカを一生懸命伝えようとしているかといったところも見られている。

最終面接

主な面接官:社長・代表取締役・CTOなどの役員
評価のポイント:志望度が高いか、熱意・意欲があるか、将来のキャリアについてどう考えているか

迷ったら「落とす」判断を下す。会社の経営に関わる層(もしくはそこに近い層)が面接官のため、「うちに入社して活躍できる人物か」を見る。将来を見据えた内容を熱量を持って伝える必要がある。

特に今の時期「最終面接までは通るのに、最終で落ち続けていて困っている」という悩みを抱えている方は、以下の記事も参考にしてみてください。

paiza.hatenablog.com

まとめ

現在の23卒の就活状況や悩み別の対策、そしてITエンジニアを目指す就活生が今何をすべきかについてお伝えしてきました。

6月は周囲が就活を終えたり、内定を複数得ていたりと焦る時期でもあります。ただ、毎年夏〜秋にかけて自分の希望にかなう企業にようやく出会えたという人も少なくありません。

就活で本当に大切なのは、内定獲得の時期ではなく自分が納得できる形で就活を終えることです。きちんと準備をして行動につなげていきましょう。


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そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。

スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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*1:ポートフォリオとは、自分の成果物や開発経験、プログラミングスキルなどを応募企業へ伝えるためのWebページのことです。

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