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中年のエンジニアが生き残るためのキャリアについて考える

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Photo by Tyler Merbler
f:id:paiza:20140916135428p:plainこんにちは。谷口です。

最近は、若手だけでなく40代以降の方に「今後のキャリアについてどう考えたらよいのだろう」とご相談を受けることが増えてきました。

ベテランになってくると若手の頃と比べて組織内でのポジションや求められる役割が変わったり増えたりするケースも多く、現職の業務内容やキャリアに不満や不安を感じる方は少なくないようです。

そこで今回は、40代以降のエンジニアの方に向けて、今後もエンジニアとして、もしくはその周辺領域で仕事を続けるためのキャリアについて考えてみます。

エンジニアとして年次を重ねて後輩が増えてきた方、次のキャリアに不安を感じている方の参考になればと思います。

中年のエンジニアが生き残るためのキャリアとは

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次のキャリアってどんな道があるんだろう

最近は年齢を重ねてもエンジニアとして活躍されている方も多く、一昔前(?)の「ロールモデルがまったくいない!!」という感じではなくなってきたかと思います。(もちろん社内にいるかどうかは別として…)

エンジニアとして仕事を続ける場合、ざっくりわけて専門技術に特化したスペシャリストになるか、ビジネスと技術を総合的に見渡して事業の進め方や組織マネジメントについて考える役割になるか(この中でもメインで担当する分野がわかれていたりしますが…)になります。

もちろん、企業によって求められる内容は異なりますし、役職名も研究開発・シニアエンジニア、CTO・VPoE・PdMなどさまざまで、組織規模によってはひとつのポジションで複数の役割を担うケースもあります。

転職する場合も現職を続ける場合も、重要なのは役職名ではなく

  • そのポジションでどんな役割や業務が求められるのか
  • それは今の自分にとってやりたい&成長できる(ちょっと挑戦が必要な)仕事か

を企業側とすりあわせておくことです。

ベテランは今までの経験や知見の発揮や再現性を見込まれて、役職名に限らずいろいろな仕事を期待されている場合もあるので、認識に不一致がないようにしておいたほうが双方のためになるでしょう。

中年エンジニアに必要なことって何だろう

求められていること&自分ができることを知る

若手のほうが体力があったり新しい技術について詳しかったりしますが、ベテランの強みは積み重ねてきた経験や知見です。ベテランエンジニアを採用する企業は「そういった強みを発揮して、うちの課題を解決してほしい」と考えています。

もちろん、ベテランだからといってすべての経験や知識が完璧にあるわけではありませんよね。(そんな人はいません…多分)

例えば、技術を理解している人にエンジニアの組織をマネジメントしてほしい(≒技術を理解していない人にマネジメントさせたらうまくいかなかった)とか、トラブルが起きたときに原因がありそうな場所や解決方法をいくつか想定できるとか、リーダーシップを発揮できるとか、それにプラスしてエンジニアとしての開発経験があれば、かなり需要は高まります。それなら現職で経験があるとか、がんばればできそう…というベテランの方も多いのではないでしょうか。

特に転職を考えている人は、自分を客観視した上で、己の経験や強みがどこで必要とされているのか、なにで自分の価値を発揮していくかを考えていきましょう。

学びをやめない

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「エンジニアを続けている人は学びを継続している〜」みたいな話はもう聞き飽きた…と思った人もいるかもしれませんが、実際そうなので仕方ありません。

というのも、技術の知識が浅い人が上位のポジションについてしまうと、エンジニアチームをマネジメントしたりリーダーシップを発揮したりするときに支障が出てしまいます。(身に覚えがある人も多いのではないでしょうか)技術と事業・ビジネスを結びつけたり展開させたり、技術選定をするなんて仕事はもっと難しいですよね。

常に世の中に合ったサービスやプロダクトを展開していくには、経験だけでなんとかするのも限界があります。◯年前はこうだったという経験があっても、もっと適切な新しい技術や手法があるなら、使わないわけにはいきませんし、学ばないわけにはいきません。また前述のような、トラブルが起きた、想定通りにいかない…といったときに「◯年前はこうだった、私はわからない」では解決できませんよね。

もちろん、ベテランエンジニアだからといってすべてを完璧に学べるわけではありません。ただ、新しいプログラミング言語に触れるときに初心者みたいに1から10まで学ぶようなことはせず、ほかの言語と違うところなどをポイントに絞って学んだり、フレームワークを使ってものを作ったりながら全体像を素早く掴む…といった感じで、経験をもとに効率よく学習できるはずです。長くエンジニアとして活躍している人たちは、そうやって少しずつ挑戦したり知見を増やしたりしているのだと思います。

挑戦が必要な環境に身を置き続ける

前述の学びの延長線にある話ですが、ベテランになってくると通常業務はそれなりにこなせるようになってきます。このままこの仕事だけをずっと続けていけたら楽だなと思うこともあるでしょう。ただ、そうなってくると新たな挑戦や学びを得る機会もなくなってしまって、自分のスキルも経験もそこで止まってしまいます。

繰り返しになりますが、ベテランエンジニアに対して企業が求めていることは、技術と事業展開を結びつけるとか、エンジニアチームに対するリーダーシップとか、技術とプロダクトの最適化とか、これらをもとにした課題解決だったりします。「現状のままでいい、変えられない、変えたくない」という人はあまり歓迎されません。

挑戦を避けるのは楽ですが、エンジニアを続けていくのであれば、長い目で見ると得策ではないかもしれません。ただもちろん、いくつになっても無理な挑戦をするのが大事というわけではありません。それよりもまずは、自分がすでにできることと、ちょっと挑戦が必要なことがまざっているような、適度に新たな学びがある仕事を探してみるのがよいでしょう。いくつになっても適度な挑戦と学びが得られるはずです。

まとめ

いろいろ言いましたが、転職する・しないにかかわらず、常に自分ができること(開発経験+αのスキルの掛け合わせ、もしくはスペシャリストとしての技術)を考えること、そしてまだまだ学びが必要な部分を把握することが重要なのだと思います。

自宅ですごす時間で、いま一度自分の経験やキャリアについて、振り返ってみるのもよいかと思います。


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