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理系は内定ありが6割!withコロナの就活で勝ち抜くには?

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f:id:paiza:20180910132940p:plainこんにちは。倉内です。

22卒学生の皆さん、就活の状況はいかがでしょうか。

前年は企業側も学生側もコロナ禍ではじめて迎える採用活動・就活で手探り感が強く、特に5月は緊急事態宣言の発令で活動が停滞している時期でもありました。

しかし、今年は「キャリタス就活2022」を運営する株式会社ディスコの発表によると、2021年5月1日時点で内定を得ている学生は全体の58.4%で、前年同期の50.2%を8.2ポイント上回る結果となりました。特に理系は男女とも6割を超えています。(出典:キャリタス就活 2022「学生モニター調査結果」(2021年5月発行))

一方で内定保持者でも活動を継続している人が多いことも見えてきました。

今回は、そういった状況を踏まえ、複数内定を得て迷っている方、内定はあるが納得いくまで続けるという方、そしてこれから本腰を入れて活動をする方に向けて、今後就活を進める上で重要なポイントをお伝えします。

データで見る22卒就活概況

冒頭でもお伝えした内定率等のデータをもう少し詳しく見てみましょう。

なお、この調査は2022年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1,273名から回答を得たものです。(内訳は文系男子437人、文系女子355人、理系男子342人、理系女子139人)

まず内定率は、全体では58.4%ですが、例年通り理系のほうが高い傾向にあり理系男子は64.3%、理系女子は64.7%となっています。いずれにしても昨年同期より高い値となっています。

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(出典)キャリタス就活 2022「学生モニター調査結果」(2021年5月発行)

さきほども触れたとおり、コロナ禍での採用活動・就職活動が2年目となる2022卒は、停滞していた昨年同期より動きは活発で、その分スケジュールが早まっていると言えます。

内定を得ていても「就職活動継続」と回答した人は多いのですが、6月いっぱいで終えたいと考えている人が多いようです。

つづいてエントリー社数に注目してみると、一人あたりのエントリー社数の平均は27.1社という結果が出ています。理系男子がやや平均を押し下げているものの内定を得ている人はしっかりエントリーをし、活動を積極的におこなっていると言ってもよいでしょう。

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(出典)キャリタス就活 2022「学生モニター調査結果」(2021年5月発行)

また、エントリーした企業を知った時期について、3月までに知った企業が多いのは変わりませんが、5月調査では3月以降に新たに出会った企業にエントリーした人の割合も増えています

動き出しが早く活動初期の志望企業に落ちてしまっても、再度企業選びから仕切り直し活動をスタートしていることが分かります。

そして注目しておきたいのは内定を得た業界のトップ5のデータです。

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(出典)キャリタス就活 2022「学生モニター調査結果」(2021年5月発行)

理系・文系問わず1位は「情報処理・ソフトウエア」です。割合を見ても2位以下を大きく離し36.7%となっています。前月からの伸びを見ると、この1カ月でさらに多くの内定が出たと言えます。

最後に、興味深いのがコロナ禍でオンラインでの選考実施が主流になったとはいえ、4月時点の調査から対面での選考を経験したと回答した人が10%以上増えているという点です。これは一次・二次の面接はオンラインで実施しても、最終面接は対面でという企業があるからだと考えられます。

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(出典)キャリタス就活 2022「学生モニター調査結果」(2021年5月発行)

状況別これからの就活で押さえたいポイント

ここからは、状況別に今後の活動で重要なポイントや具体的な対策をお伝えします。

これから就活を開始する方

研究や実習などで忙しく、これから本腰を入れるという方は、まずは就活における基本を押さえましょう。paiza新卒で公開している「就活成功ガイド」が役立つと思いますのでぜひごらんください。

また、就活は経験値や慣れがものを言います。さきほどのデータで「3月以降新たに知った企業にエントリーしている人もいる」とお伝えしましたが、その人達はこれまで選考を経験していて、ある程度場馴れしています。これからの人もできるだけ早く行動をして、経験値を稼ぐことが大切です。

企業選び

知っている企業にエントリーすることは構わないのですが、知名度・人気が高い企業はその分ライバルも多く選考ハードルも高いため、あまり絞りすぎず幅広く見ることをおすすめします。

「でもあまり時間もかけられないし…」という場合は求人票を見て考えるのもひとつの手です。「いきなり求人票?」と思うかもしれませんが、自分の興味があることややりたいことを明確にするのによい情報が載っています。

たとえば、paiza新卒はITエンジニアを志望する学生のための就活サイトなので、業務内容や主要開発言語・フレームワークといった情報だけでなく、開発チームの特徴・強み、教育体制、エンジニア評価の仕組みなどが求人票から確認できます。

開発内容のタイプ(例:自社サービス、スマートフォンアプリ、機械学習など)からも求人検索できるためITエンジニアを目指す方は興味のある企業を見つけやすいと思います。求人一覧はこちらから。

また、受託開発と自社サービス開発の違いなども頭に入れておくとよいでしょう。

paiza.hatenablog.com

面接対策

就活で面接は避けて通れません。まずは必ず聞かれる志望動機についてよく考えておきます。

他にも学生時代に力を入れて取り組んだことなど定番質問と、「質問はありますか?」と聞かれたときの答え方は押さえておいてください。

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話の内容はもちろんですが身だしなみや受け答えの態度についても面接官はチェックしています。

また、意外とできていない人がいるのですが、面接に遅刻をしない(電車遅延などで遅刻の場合は連絡をする)、あいさつをするなど社会人として基本的なところは最低限求められます。

その他面接の前にやっておきたい対策は以下の記事にまとめていますので参考にしてみてください。

paiza.hatenablog.com

なかなかよい結果が出ていない方

新たに企業探しをして応募数を増やす

周りが内定を獲得して就活を終え始めると焦りますよね。休憩や息抜きも大切ですが、それでも動き続けなければ時間はどんどん過ぎてしまいます。

手持ちが少なくなっている方は新たに企業探しをしてエントリーしましょう。応募数を増やすことが内定につながります。

さきほど触れたとおり、5月時点で一人あたりの平均エントリー社数は27.1社です。数社でも続けて落ちると落ち込みがちですが、この数字を見るとみんなそれなりの数をこなしていることが分かります。

一次・二次と最終面接の違いを知って対策する

面接がなかなか突破できない人は、面接によって問われる内容や見られているポイントが違うことを理解できていない可能性があります。

【一次・二次面接】

  • 主な面接官:人事担当者、先輩エンジニア、開発チームのリーダーなど
  • 評価のポイント:新卒エンジニアとして最低限のスキルがあるか、うまくコミュニケーションがとれるか

序盤の面接が通過できない場合、準備が十分できていない可能性があります。志望動機や自己PRは考えたあと、実際に声に出して読んでみたり、面接練習をしてみるとよいでしょう。

また落ちた面接のあとに振り返りをして内容の改善をすることも大切です。

【最終面接】

  • 主な面接官:社長・代表取締役・CTOなどの役員
  • 評価のポイント:熱意・意欲があるか、将来のキャリアについてどう考えているか

最終面接を意思確認だと思っている方もいるかもしれませんが、最終面接は「本当に採用するのか不採用にするのか」の選考の場です。以下の記事では最終面接で気をつけるポイントをお伝えしています。

paiza.hatenablog.com

面接については、詳しくは就活成功ガイド内の「一次・二次面接と最終面接の違いについて」でも解説しています。

就活の軸を見直す

「対策はしてみたけれどうまくいかない…」という場合は、就活の軸を見直す必要があるかもしれません。

本当に自分の興味・関心が向いている業界や職種か、自分の強みを生かせる仕事内容かなど改めて考えてみましょう。

自己分析がしっかりできていないと上記のことが定まらず、志望動機や自己PRにも落とし込めないため面接で説得力を持って話せません。

思い当たる方は「自己分析と業界研究・企業選びについて」を参考にして見直してみてください。

ストレスコントロールをする

悪い結果が続いたり、志望度が高い企業に落ちてしまったりすると思考が悪い循環に入りがちです。

頭で分かっていてもなかなか難しいかもしれませんが、次へ気持ちを切り替えることも大切です。ストレスをコントロールしてコンディションを整えて選考に臨みましょう。

ちなみにストレス対策についての記事なんかもあります。よければ参考にしてみてください。

paiza.hatenablog.com

複数内定を持っていて迷っている方

志望度が高い・低いで判断できれば迷う必要はないと思いますが、どちらも同じくらいの志望度かつ興味もあるという場合は選ぶのが難しいですよね。

以下にいくつか判断するためのポイントを記載します。

判断するためのポイント
  • ネットの口コミはあくまで参考に留め信じすぎないようにする
  • 友人・両親・先輩に相談するのはいいが最終的には自分の気持ちや直感を大事にする
  • 社員面談やオファー面談を活用して情報収集をする(企業によっては、座談会やオンラインオフィス見学などを実施してくれるところもある)
  • 表を作り企業毎の魅力を整理する
(例) A企業 B企業 C企業
給与
社風
技術力
やりがい


また、社会情勢的に内定取り消しなどの不安もあり、複数企業に対して内定承諾をする方もときどきお見かけしますが、最終的には1社に決める必要がありますので避けたほうがよいでしょう。のちのちどちらかには辞退の連絡をしなければけません。

まとめ

22卒就活の現状と状況別のこれからの対策をお伝えしてきました。

まだ内定を得ていない方は、焦りを感じているかもしれませんが、毎年夏〜秋にかけて自分の希望にかなう企業にようやく出会えたという人も少なくありません。

就活で本当に大切なのは、内定獲得の時期ではなく自分が納得できる形で就活を終えることです。


paiza新卒では、求人掲載企業の採用担当者、新人エンジニアの方などへのインタビュー記事を多数掲載しています。

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