最近、「開発業務未経験だけどITエンジニアに転職したい」「エンジニアになったけど自分には向いていない気がして悩んでいる」といった相談が増えています。
適性のない人がイメージだけでエンジニアになり、「仕事がつらい」「想像と違った」となるのを避けるためには、自分に適性があるかどうかを知っておくことが重要です。
今回は、自分がエンジニアに向いているかどうか適性を知る方法について解説します。

【目次】
1.過去の業務経験の振り返り
過去の経験から、自分がエンジニアに向いているかどうかを考えてみましょう。
エンジニアの仕事には以下のような資質や特性が求められます。
論理的思考力・問題解決能力
システム開発や機能の改善、トラブルの原因調査などにおいて、問題を分解して解決するための論理的思考力や問題解決能力が必要です。
これまでに筋道を立てて考え、課題を解決してきた経験がないか考えてみましょう。
IT技術に対する学習意欲・自走する力
エンジニアを続けるには、進化し続ける技術を常にキャッチアップして学んでいく必要があります。
また実際の業務でもわからないことを調べたり、どのような結果が出るか試したりすることの繰り返しです。
普段から興味がわいたら調べたり、自分の手を動かして試したりする癖がついている人は、エンジニアとしての適性があるかもしれません。
地道な作業や調査を続けられる
エンジニアの仕事は、長いコードを読み解き、ログやエラーメッセージを見てバグの発生箇所を探し改善していく地道な作業がほとんどです。
地道な作業をコツコツ続けてきた経験があり、苦ではないという人は向いているかもしれません。
2.プログラミングの基礎を学ぶ
プログラミングの経験がない人は、まずは勉強を始めましょう。
最近は、独学でプログラミングに入門できるWebサービスも増えています。
たとえば、paizaラーニングは一回3分程度の動画を見たり、ブラウザ上で演習問題を解くことでプログラミングの基礎を学べます。
また、paizaではスキルチェック問題の回答結果によって、S・A・B・C・D・Eの6段階でスキルランクを判定しています。たとえばDランクが取得できれば、プログラミングの入門レベルを習得できているという目安になります(paizaラーニングであれば、入門編3を終えたあたりがランクDレベルとなります)。
スキルチェック問題の取得ランクも、適性を知る目安となります。たとえば、「まじめに勉強しているつもりだけど、どうしてもCランクを取得できない」という人の場合、おそらくエンジニアとしての適性は低いでしょう。
3.動くものをつくる
ある程度コードが書けるようになったらなにか動くものをつくり、できれば完成させましょう。
たとえば、paizaラーニングのWebアプリ開発入門編では、クラウド上に用意されたエディタとWebサーバ、DBサーバなどを使ってWebアプリケーション開発が学べます。
コードの書き方や作法は、初心者向けサイトや書籍を見て勉強すれば身につけられます。しかし成果物として成り立つものを一つ完成させようと思うと、コードが少し書けるだけの知識では足りません。サーバやDB、画面の仕様など、つくるものによってさまざまな知識や調査が必要になります。
一見簡単そうだと思っていた機能が難しかったり、正しくつくったはずなのに謎のエラーが出たり、知りたいことに関する適切な情報が見つからなかったりすることもあるでしょう。しかし実際のエンジニアの業務も、課題の解決策を考えて調査し、何度も試しながら解決を目指す、解決しなければ別の策を考えることの繰り返しです。ここで「もう二度としたくない」と感じた人は、エンジニアとしての適性はないかもしれません。
4.IT系の勉強会に参加する
IT業界では、未経験者でも初心者でも、誰でも参加可能な勉強会が頻繁に開催されています。
勉強会は情報収集や学習に役立つのはもちろん、経験者や現役エンジニアと話せる貴重な機会です。エンジニアを目指している人や経験の浅い人は、実際の業務や勉強の仕方などについて聞くこともできるでしょう。(ただし、勉強会とあまりにもかけ離れた内容をしつこく聞いたりするのは控えましょう)
5.カジュアル面談を受けてみる
paizaでは、多くの企業がオンラインで受けられ、企業側からも事業内容や業務に関する説明が聞けるカジュアル面談を実施しています。
実際にカジュアル面談で企業の話を聞くと、エンジニアとしてどれくらいのレベルのスキルや経験が求められているのかがわかります。また、企業からの評価を受けることで、自分のスキルで評価される部分や足りていない部分(市場価値)を知ることもできるでしょう。
「paizaのカジュアル面談」について詳しくはこちら
まとめ
適性とは、あるから優れている、ないから劣っているというものではありません。自分に適性がなさそうな選択肢は、早めに外しておいたほうがよいという話です。
なんとなく「自分にはエンジニアの適性があるのだろうか」「自分にエンジニアは向いていない気がする」と思っていた方は、上記を参考にしながらあらためて考えていただければと思います。
paizaのスキルチェックでは、とくに転職を考えていない方でも自分のプログラミングスキルを客観的に知ることができます。
(文:paiza times編集部)

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