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こんにちは。倉内です。
ノーコード（No Code）開発、最近よく話題になりますよね。その名の通りコードを書かずに、用意されたテンプレートや機能パーツを組み合わせてアプリケーションやWebサイトを作ることを言います。
プロトタイプをサッと作りたい、コードは書けないけど作りたいアプリがある…といった場合にスピーディーに実現できるので非常に便利です。
ただ、国内外たくさんサービスがあるので「気になってるけど調べるのはちょっと手間だな…」という方もいるかもしれません。
そこで今回は、ノーコードでアプリケーションなどを作成できるサービスを紹介した記事をまとめました。登録方法や基本的な使い方、活用の仕方まで分かりやすく図解しています。
なお、一部のサービスではローコード（Low Code）といって、少しのプログラミングでカスタマイズできるものもあります。paizaラーニングではPythonやRuby、JavaScriptなどプログラミング言語の入門講座を公開していますので、カスタマイズしたいという方は活用してみてください。
ノーコードでWebサイト作成
まずは手軽にWebサイトを構築できるサービスを紹介します。ブラウザ上のツールを使って、直感的な操作で実現ができるものばかりです。
Stackbit
既存サービスの組み合わせでサイト構築ができます。操作はほぼすべてクリックで選ぶだけですが、変換したソースコードをGitHubへ自動的にリポジトリを生成して管理できます。
Ench
スマホのブラウザでサイト構築・公開まで可能です。さまざまな用途向けのテンプレートが充実しており、選んだテンプレートをツール上でカスタマイズすることもできます。
elink
他のサービスと少し違い「リンクを選んでサイトを作っていく」という仕組みのサービスです。ポートフォリオ、ショップ、プロフィールなど、さまざまな用途に対応できるWebページを短時間で簡単に作成できます。
Frontnd Builder
コンポーネントをクリックで選んでサイトを構築できます。作ったWebページのソースコードをHTMLファイルだけでなく、Reactベースのプロジェクトで書き出すことが可能です。
Evrybo
ワイヤーフレームの作成からプロトタイプ開発までおこなえます。作成したプロトタイプが本当に使いやすいのかをテストできる機能もあり、ユーザビリティテストにも利用可能です。
ノーコードでアプリケーション作成
Webアプリやスマホアプリは開発環境を整えるだけでもひと手間かかるので、こういったサービスを活用してスピーディーに実現できるものがあれば、知っておいて損はありません。
Adalo
直感的な操作が可能なシンプルな画面。データベースもクリックで作成でき、チャットの送受信メッセージの保存なども可能です。アプリをPWA*1として簡単に公開もできます。
Bravo Studio
簡単なタグをFigmaのレイヤーに記述するだけで、アプリに変換できるユニークな機能を搭載。Airtableと連携してインタラクティブなアプリの構築もでき、ソースコードを書き出せるためアプリストアへの登録も可能です。
Glide
スプレッドシートにデータを用意するだけで簡単にアプリ作成＆公開ができます。スプレッドシートを自動的に解析してスマホ表示に最適化してくれますが、ある程度表示のカスタマイズも可能です。
Calcapp
Excelやスプレッドシートなどの表計算アプリでよく使う「関数」を活用してアプリを作るユニークなサービスです。スプレッドシートにデータ保存できる機能も手軽に使えます。
番外編：ノーコードで3D・仮想空間作成
Spoke
ブラウザからアクセスするだけで、ビジュアルエディタを使って誰でも簡単に仮想空間を作ることができます。Unityのような操作感で3Dモデルを配置でき、作った空間は人と共有可能です。
Unityに興味がある方は、以下の記事も参考にしてみてください。また、paizaラーニングでは「C#入門編」講座を無料で公開しています。
VECTARY
ブラウザ上でマウス操作のみで簡単に本格的な3Dモデリングができます。作成したオブジェクトをWebサイトで使えるようにJPEGやPNGデータとしてエクスポートする機能もあります。
まとめ
ノーコードでWebサイトやアプリケーションを手軽に作成できるサービスをまとめて紹介しました。
既存のテンプレートやパーツを組み合わせて作るため、細かい要望をかなえるのは難しい部分もあるかもしれませんが、プロトタイプとしてチーム内で共有したり顧客と成果物のイメージをすり合わせたりと活用できるシーンはあるでしょう。
また、冒頭でも紹介したとおり、プログラミングでカスタマイズできるサービスもあるため自分の好きなように変更を加えることも可能です。
これからプログラミング学習を始めたいという方は、未経験者でもブラウザさえあればプログラミングが動画で学べるpaizaラーニングを利用してみてください。
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そしてpaizaでは、Webサービス開発企業などで求められるコーディング力や、テストケースを想定する力などが問われるプログラミングスキルチェック問題も提供しています。
スキルチェックに挑戦した人は、その結果によってS・A・B・C・D・Eの6段階のランクを取得できます。必要なスキルランクを取得すれば、書類選考なしで企業の求人に応募することも可能です。「自分のプログラミングスキルを客観的に知りたい」「スキルを使って転職したい」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。
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*1:Progressive Web Appsの略で、WebアプリケーションのUX向上を目的としてGoogle主導で作られた仕組み。スマートフォンなどのモバイル端末でページ表示時に、ネイティブアプリのような挙動をさせることが可能。
